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中国の「次世代戦闘機」が初飛行か、米国や日本に先行する可能性も―中国メディア

Record China / 2024年12月29日 10時40分

中国の「次世代戦闘機」が初飛行か、米国や日本に先行する可能性も―中国メディア

中国メディアの環球網は28日付で、米国での報道や紹介を総合して、中国では自国開発の「第6世代戦闘機」が初飛行した可能性があると報じた。事実とすれば、米国や日本、欧州に先行している可能性がある。

米国が開発したF-22やF-35、中国のJ-20など、世界で実戦配備されている最新式の戦闘機は「第5世代(ジェット)戦闘機」とされる。主な特徴は高度な火器管制装置やステルス性だ。しかしF-22が1997年に初飛行してから27年以上が経過し、現在では米国は日本、欧州のいくつかの国が「第6世代戦闘機」の開発に乗り出す、あるいは乗り出そうとしている。第6世代戦闘機の主な特徴はより進化したステルス能力、AIの導入、無人機との協調運用、より高度なセンサー能力とされているが、各国の取り組みの具体的な状況は明らかではない。

中国メディアの環球網は28日付で、米国での報道や紹介を総合して、中国では自国開発の「第6世代戦闘機」が初飛行した可能性があると報じた。

軍事や航空、その他の技術情報を掲載する米国ウェブサイトのザ・ドライブは26日に、SNSに投稿された写真や動画を分析して、中国は6世代ステルス戦闘機の試験飛行に成功したと伝えた。試験飛行にはJ-20が付き添ったという。新型戦闘機が採用した尾翼のない設計は、さまざまな周波数のレーダー電波の反射を大幅に低減する目的とみられる。この設計はまた、空気抵抗を低減することで高速飛行が可能な時間帯を伸ばすことができるという。

米国誌のアビエーションウイーク・アンド・スペーステクノロジー(航空週刊と宇宙技術)は、中国の新型戦闘機は比較的珍しいエンジンを3基搭載するタイプと紹介し、翼の下に四角いインテーク(空気の取り入れ口)が2つあり、もう一つは機体の上部にあると指摘した。

米メディアによると、この新型戦闘機のサイズはJ-20よりも大きく、採用されている二輪主着陸装置は同機の重量がかなり大きいことを示している。これらの特徴について、燃料搭載量が多く、機体内に多くの武器やセンサーを装備できることを意味し、「長大な航続能力と比較的大きな内部空間を重視していることを反映している」と評した。ザ・ドライブは、この中国の新型戦闘機は給油機の支援なしに「基地から離れた空域を長時間旋回することができる」として、「米国の給油機、輸送機、早期警戒機、偵察機、そして前線に配備されている艦船と地上部隊に実際の影響を与える」との見方を示した。

米国では第6世代戦闘機として、空軍用のNGADと海軍のF/A-XXの開発が進められている。しかしNGADについては2024年7月末に、開発が一時停止された。設計の妥当性を再検討するためで、作業には数カ月がかかると言う。F/A-XXについては、開発予算が大幅に削減され、事実上の開発停止との見方も出ている。

日本は、英国とイタリアと共同で新たな戦闘機の開発に着手することが決まった。日本では、米国の戦闘機であるF-16をベースに作られた支援戦闘機のF-2の後継機に位置づけられているが、まだ概念設計と技術研究の段階だ。

中国が第6世代戦闘機の初飛行に成功したとすれば、開発は現状で、米国や日本、欧州に先行している可能性がある。(翻訳・編集/如月隼人)

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