中国進出の韓国企業の37%「5年以内の撤退・移転・縮小を検討」―米メディア
Record China / 2025年1月3日 7時0分
中国に進出している韓国企業の37%が、中国事業について、5年以内の撤退・移転・縮小を検討していることが、韓国産業研究院などが昨年7~9月に500社を対象に実施した調査で分かった。写真は上海。
米ラジオ・フリー・アジアの中国語版サイトの1日付記事によると、中国に進出している韓国企業の37%が、中国事業について、5年以内の撤退・移転・縮小を検討していることが、韓国産業研究院が大韓商工会議所北京事務所、中国韓国商会と共同で昨年7~9月に500社を対象に実施した調査で分かった。
具体的には撤退が8.8%、移転が3.6%、縮小が24.6%だった。2~3年以内の撤退・移転・縮小を検討している企業の割合は31%だった。
撤退を検討するようになった理由は、現地の競争深化(28.3%)、米中紛争(24.5%)、現地の生産コスト上昇(17%)の順だった。記事は「中国の人件費と生産コストの継続的な上昇が、韓国企業のコスト面での優位性を弱めている」と伝えた。
移転先の候補として36%が東南アジアと回答した。記事は「このことは、韓国企業がベトナムやインドネシアなどの新興市場に目を向け、これらの地域でより安定した競争力のあるビジネス環境を求めていることを示している」と伝えた。また「企業の67%が中国のビジネス環境が悪化していると回答したことは注目に値する」とも伝えた。(翻訳・編集/柳川)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
在欧日系企業の課題で人材確保が首位、コスト関連が上位に(欧州)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月26日 10時25分
-
在欧日系企業、8割が市場シェア増加・横ばいと回答、競争環境は比較的穏やか(欧州)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月25日 1時55分
-
在ロシア日系企業、景況感やや上向くも、競争激化や人員不足が重荷に、ジェトロ調査(ロシア、日本)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月11日 0時45分
-
ジェトロ、日中新エネルギー車ハッカソンイベント(2024)を開催(中国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月9日 0時10分
-
中国ドイツ商会の景況感調査、現地化促進が進む(中国、ドイツ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月6日 14時45分
ランキング
-
1豊洲市場で初競り、一番マグロは歴代2位の2億700万円…仲卸やま幸「鮮度がずば抜けていた」
読売新聞 / 2025年1月5日 7時53分
-
2「日本一土地代が高い」新宿・歌舞伎町のバッティングセンターはなぜ潰れないのか? 店が語った驚異の「1日の来場者数」と営業理念
NEWSポストセブン / 2025年1月4日 16時15分
-
3お金の貯まらない家の「玄関」には決まってある…片付けのプロに聞いた「新年」絶対に撤去すべきもの
プレジデントオンライン / 2025年1月5日 9時15分
-
4USスチール買収阻止、アメリカ政府への訴訟以外に打開策見当たらず
読売新聞 / 2025年1月4日 21時3分
-
5寝ながらパソコンに最適!トラックボールマウス 親指、人差し指、手のひら、どのタイプを選ぶ?
東洋経済オンライン / 2025年1月5日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください