台湾総統府が今年の正月飾りやお年玉袋のデザイン発表、頼清徳総統が描いた犬のイラストも
Record China / 2025年1月3日 21時0分
台湾総統府は2025年の正月飾りやお年玉袋、お年玉の台紙などのデザインを発表。頼清徳総統が描いた犬のイラストなどが使われた。写真は中華民国総統府ウェブサイトより。
台湾総統府は2025年の正月飾り(春連)やお年玉袋(紅包袋)、お年玉(福袋)の台紙、年賀状のデザインをこのほど発表した。総統府が新年にこれらを配布するのは恒例となっており、今回のお年玉袋などには頼清徳総統が描いた犬のイラストと蕭美琴副総統が描いた猫のイラストが使われた。
台湾・中央通信社によると、デザインを担当した李明道(Akibo)さんは、頼総統が「犬派」、蕭副総統が「猫派」であることから2人にイラストを依頼したと明かし、台湾が動物に優しく、幸福で自由な国であることも象徴していると説明。お年玉の台紙や正月飾りには、台湾在来種の植物をあしらったと話した。
正月飾りの賀詞は、文学家の白聆(本名=曽吉郎)さんが「六順和春」と決め、書家の陳吉山さんが揮毫(きごう)した。総統府の潘孟安秘書長によれば、「物事が順調に進み、繁栄の光景が広がるように」という意味で、台湾語の発音をかけた言葉遊びにもなっているという。
正月飾りとお年玉袋1月1日から24日まで、台北市の総統府で一般開放の時間に配布。開放時間は平日の午前9時から正午まで(最終入場は午前11時半まで)で、1日のみ午後5時まで延長された。
これらは台湾各地の行政院聯合服務中心(サービスセンター)でも配布される。お年玉は台紙に1台湾元(約4.8円)を貼り付けたもので、旧正月(春節、今年は1月29日から)期間中、総統や副総統が各地の寺廟で配る。配布場所は後日、総統府のウェブサイトで発表されるという。
頼総統は1日、昨年5月の就任後初となる新年談話を発表し、民主主義を堅持する姿勢を改めて打ち出した。中国などを念頭に「いかなる脅威や挑戦を受けても民主主義が唯一の道だ。歩み続けるしかなく絶対に後戻りはしない」と力を込めた。(編集/日向)
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