中国初のエネルギー法が正式施行、国家エネルギー局が説明

中国初のエネルギー法が1日から正式に施行されました。

中国初のエネルギー法が1日から正式に施行されました。エネルギー法は中国のエネルギー発展の方向性、根本的原則と重要制度を集中的に規定しています。国家エネルギー局の関係部門の責任者が、この法律によりエネルギーのモデルチェンジを推進するための具体的な制度設計と改革措置について、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）の単独インタビューに応じました。

エネルギー法はエネルギー計画を初めて法律制度として確立しました。計画はエネルギー発展のけん引、指導と規範的役割を強調すると同時に、エネルギーのグリーン・低炭素発展の面で一連の革新的メカニズムを確立しました。

国家エネルギー局の万強松副局長はこれについて、「（エネルギー法は）グリーンエネルギー消費促進メカニズムの構築を求め、グリーン電力証書制度を実施することを初めて法律レベルで規定し、利用者が再生可能エネルギーを優先的に使用することを推奨し、炭素排出のダブルコントロールメカニズムの構築を加速し、グリーンで低炭素な生活様式の形成を推進するものだ」として、「水素エネルギーの法的地位を明確にし、スマートマイクログリッド、総合エネルギーサービスなどのエネルギー新技術、新業態、新モデルの発展を推奨する」と述べました。

エネルギー法は石炭、電力、石油、天然ガスなどのエネルギーの全国統一の取引市場を構築し、各種経営主体がエネルギー分野の競争性のある業務に公平に参画することを支援し、各種資金のエネルギー開発利用や科学技術革新への投入を推奨・誘導するよう求めています。

万強松副局長は「需給関係や持続可能な発展などの要因により決定されるエネルギー価格形成メカニズムを構築する。需要サイドの管理を強化し、ダイナミックプライシング（購入量に合わせて値段設定を変えること）、タイムシェアリング価格を整備することでエネルギー使用行動を誘導する。自然独占段階の独立運営と競争性段階の市場化改革の推進を求める」としました。（提供/CRI）