24年はBYDの販売台数が過去最高を更新、販売目標に届かないメーカーも―中国
Record China / 2025年1月4日 5時0分
シンガポール華字メディアの聯合早報は24年の中国車メーカーの販売成績について専門家の予測を紹介した。写真はBYD車。
2025年1月3日、シンガポール華字メディアの聯合早報は、24年はBYD(比亜迪)が過去最高の売上台数を記録するなど中国自動車メーカーの業績が好調だったが、25年は好調を維持するのは難しいとの専門家の予測を伝えた。
記事は米ブルームバーグの報道を基に、BYDの電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車を合わせた24年の世界販売台数が前年比41.3%増の427万2145台となり過去最高を更新したことや、理想汽車が50万台、ステランティスグループ旗下の零跑汽車が前年から倍増となる29万3700万台以上を売り上げた一方で、蔚来汽車や小鵬汽車が販売目標を達成できず、浙江吉利控股集団のハイエンドEVブランドのZeekrが前年比87%増の22万2123万台を売り上げたものの目標の23万台に届かなかったことを伝えた。
記事は「悲喜こもごもの販売成績は中国が世界で最も競争が厳しい自動車市場であり、その傾向は今後より激しくなっていくことを意味している。血も涙もない価格戦を経て、主要メーカーが市場で売り上げを奪う一方、比較的小規模なメーカーは生存の危機を迎えることになる。そしてEUとの緊張感を伴う貿易パートナーシップがすでに中国EV車の輸出に影響を及ぼし始めている。業界は政府に対し、旧車から新車に買い替える際の補助金政策の延長により、国内市場を刺激するよう呼び掛けている」と述べた。
次に記事は中国乗用車市場情報連席会の崔東樹(ツイ・ドンシュウ)秘書長を取材。崔氏は「25年の乗用車の総販売台数は2%増の2370万台で、24年の5.7%増を下回ると予測している。地政学的な問題から中国メーカーには輸出面での圧力が強くなり、国内市場の売り上げが今年は重要になる。つまり、中国メーカーは今後もっと新車や技術レベルのより高い製品を生み出し、だんだん要望が細かくなっている国内の消費者を満足させる必要があるということを意味している」と指摘した。(翻訳・編集/原邦之)
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