中国が砂漠の中に「400キロの光の長城」を建設―韓国メディア
Record China / 2025年1月6日 4時0分
3日、環球時報は、中国が砂漠の中に「全長400キロの光の長城」建造していると韓国メディアが報じたことを伝えた。
2025年1月3日、環球時報は、中国が砂漠の中に「全長400キロの光の長城」を建造していると韓国メディアが報じたことを伝えた。
記事は、韓国紙・中央日報の2日付報道を紹介している。記事によると同紙は、米航空宇宙局(NASA)が昨年12月30日、中国内モンゴル自治区にあるクブチ砂漠に設置された太陽光発電所の衛星画像を公開したことを伝え「2017年には荒れ果てた砂漠だったこの地域が、わずか数年で大規模なエネルギー供給基地に変貌したことが衛星画像から見て取れる」と評した。
また、クブチ砂漠は、晴天の日が多く、電力需要の大きな工業施設にも近いなどの利点から、理想的な太陽光発電の場所とされていること、同発電所では20万枚近い太陽光パネルが馬が整然と並んでいるかのように配置されていること、中国が30年までに黄河南岸とクブチ砂漠北端に太陽光パネルを並べ、長さ約400キロ、平均幅約5キロの「青い防砂区」を築く計画であることを紹介し、同発電所の「駿馬」が中国によるクリーンエネルギー大国化への歩みを象徴していると報じた。
そして、中国が砂漠に大規模な太陽光発電基地を建設する理由について、中国政府の野心的な再生可能エネルギー拡大政策の一環であるとともに、気候変動による砂漠化への対応であると指摘。中国は数十年にわたって北部地域で「砂漠との戦い」を繰り広げており、大規模な緑化事業を展開していると伝えた。
その上で、太陽光パネルは電力を生産するだけでなく、砂丘の移動を防ぎ、風速を減らすことで砂漠化を抑制するほか、直射日光を遮って水分の蒸発を減らすことができるなど、ここ数年は太陽光発電基地の開発が土地の荒漠化を防ぐ有効な手段と見なされていることを紹介。甘粛省にある蘭州大学の教授が「太陽光パネルは乾燥地域の土壌水分量を大幅に増加させ、植物の成長を促進し、自然の障壁を形成して砂嵐の発生と拡散を防ぐ」と語ったことを伝えた。(編集・翻訳/川尻)
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