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中国の科学者、新種のクモ16にジェイ・チョウの歌から命名について説明

Record China / 2025年1月6日 16時30分

中国の科学者、新種のクモ16にジェイ・チョウの歌から命名について説明

国際学術誌「動物学研究:多様性と保全」の24年12号に中国科学院シーサンパンナ熱帯植物園のクモの分類に関する研究論文が掲載されました。

国際学術誌「動物学研究:多様性と保全」(Zoological Research:Diversity and Conservation) の昨年12号に、中国科学院西双版納(シーサンパンナ)熱帯植物園のクモの分類に関する研究論文が掲載されました。その中で新たに発見されたコガネグモ科の6属16種の新種が詳しく紹介されました。驚いたことに、16の新種のクモの名前はすべて、中国台湾出身の歌手、周傑倫(ジェイ・チョウ)の歌に由来しています。

16の新種のクモの名前には、安静ヨモグモ、倒帯ヨモグモ、竜拳ヨモグモ、星晴ヨモグモなどが含まれます。

論文の筆頭著者で、中国銅仁学院農林工程・計画学院の院長である米小其教授によると、新種の発表は中国科学院動物研究所の李枢強教授のチームとの合同研究の成果の一つであり、自身が担当しているのはコガネグモ科という分類だということです。

今年44歳の米教授は大学時代からジェイ・チョウの歌が好きで、彼の大ファンでした。2022年に論文を発表した際、クモの形態的特徴から名前を付けたところ、そのうちの一つが他種と重複していたため、論文の発表に影響するミスが生じました。「それ以来、私はクモを形態的な特徴から名付けることに特に慎重になった。なぜかというと、形態の特徴を表現する語彙のかなり多くは、同業者も使っているからだ。それで、今回はいっそのこと、ちょっと変わった名前で命名してみようと考えた」と米教授は説明しました。

また、権威ある国際学術誌に一度に16もの新種を発表したことについて、米教授は長年一つの研究分野に専念している研究者にとってはそれほど難しいことではないとしています。中国科学院西双版納熱帯植物園では、研究者たちは18年間で900余りの新種を発見しています。これらの新種生物の発表は中国の豊かな生物多様性を示しており、中国の生態系保護活動の成果をも反映しています。

そして、自身の論文がネットユーザーの間で大きな反響を呼び起こしたことについて、米教授はとても光栄に思っているとし、「クモの新種の命名にジェイ・チョウの歌を使うことで、一般市民が科学研究により親近感を感じてくれるようになれば、とても嬉しく思う。もっと多くの人々が科学研究の仕事に関心を持ち、生態保全を支持するようになることを願っている」と期待を寄せました。(提供/CRI)

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