日本の子どもたちはなぜ地下鉄に1人で乗るのか？＝韓国ネット「韓国では見なくなった」「学ぼう」

5日、韓国・マネートゥデイは「日本の幼い子どもたちはなぜ地下鉄に1人で乗るのか？」と題した記事を掲載した。

韓国・マネートゥデイはこのほど「日本の幼い子どもたちはなぜ地下鉄に1人で乗るのか？」と題する記事を掲載し、「日本人がスタジアムでごみを拾い、きちんと列を作って並び、道を渡る時は信号を守るのはなぜか。つまり、なぜ秩序を守るのか。その答えは小学校にある」と伝えた。

記事は東京・南池袋小学校を取材し、教室の掃除を当番の児童が協力し合って行うこと、学校には子どもサイズのほうきなどの掃除道具が用意されていること、「子どもたちは掃除をすることで、まず汚さないことを学ぶ」という教師の言葉などを紹介し、「こうした活動を通じて、子どもたちは平等主義を学ぶ」「あとで管理人（清掃業者）が掃除するだろうとは考えない」と説明している。校長は「私たちの任務は『協力し、主導的に行動し、全ての人に平等に接すること』を教え、社会に進出する準備をさせること」であり、それは「人づくり」だと話したという。

記事は、日本の子どもたちは学業の成績が優秀なだけでなく幼い年齢で驚くほどの独立性を見せているのが「印象的だ」とした上で、「子どもたちはランドセルを背負って電車に乗り、あるいは徒歩で登校する。これが欧米で見られる過度な安全主義とは対照的だ」と指摘した。

また、毎日、1人で10分歩いて登校している7歳の児童の父親は「大通りを渡らなければならないので不安だが、周りの人たちが助けてくれる」と語ったことに触れ、「（日本には）幼い子どもたちが1人で店で買い物する姿を見せるバラエティー番組（はじめてのおつかい）がある」などと紹介している。一方で、「欧米では多くの親が少しでも子どもたちから目を離すと恐ろしいことが起きると確信している」とし、昨年10月には米ジョージア州で、10歳の息子が家から1．6キロも離れていない地域で歩いている姿が目撃されたという理由で母親が逮捕される事件があったと伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「韓国だと、誰かが掃除するでしょと思って、結局誰もしない」「韓国でも1990年代までは1人で登校してたけど、いつの間にか見なくなったな」「性犯罪者がうようよしてるから」「危険だからそうなるよ。韓国では毎年、どれだけ多くの子どもたちが誘拐されていることか」「韓国では児童・生徒に掃除をさせない。人権が大事だからだそうだ。一部の大人の間違った考えによって、子どもたちが利己的な怪物に成長する」「子どもの独立心、自立心を育てないと」「韓国のお母さんたちはなぜ子どもをほっておけないのか」「日本は地震が多いから秩序をしっかり守るよう教育されるのかもしれない」「日本の礼儀、秩序、品性はすばらしい。学ぶべきことは学ぼう」などのコメントが寄せられている。（翻訳・編集/麻江）