中国チベット自治区で地震、53人死亡、62人負傷

中国・チベット自治区シガツェ市で7日、マグニチュード6．8の地震があり、これまでに53人が死亡した。

中国・チベット自治区シガツェ市ティンリ県で7日午前9時過ぎ（現地時間）、マグニチュード（M）6．8の地震があり、これまでに53人が死亡した。国営の新華社などが伝えた。

報道によると、同日午後12時30分までに53人が死亡、62人が負傷した。救急隊や関係者が現場に急行し、救助と状況把握に努めている。震源から20キロ圏内には計27の村があり、約6900人が居住している。一部の村で家屋の倒壊などの被害が確認されているという。

国営の中央テレビ（CCTV）が公開した映像には、建物が損傷している様子や、屋外で布団にくるまる避難した人々の様子が映っている。

別の動画では建物が崩れ土埃が舞う中で男性が「見てください。地震です、地震です」と語る様子が、また別の動画では敷地を取り囲む塀が大きく崩れている様子が映っている。

SNS上では犠牲者を悼む声や、負傷者の無事を祈る声が続々と投稿されている。（翻訳・編集/北田）