中国で国内消費の促進に「大規模設備更新」と「消費財買い替え」政策の実施強化へ

中国各地では、新しいラウンドの「大規模設備更新」と「消費財の買い替え」を意味する「両新」政策の推進を強化し続けています。写真は成都の空港専用線に投入された純電動バス。

中国各地では、新しいラウンドの「大規模設備更新」と「消費財の買い替え」を意味する「両新」政策の推進を強化し続けており、多様な消費シーンを革新し、消費の新たな活力を絶えず引き出すことにしています。

1月1日から、山東省、四川省、河北省などの地域で新しいラウンドの消費財の買い替え、大規模な設備更新政策が実施されています。今年は、各地の補助対象の範囲がいっそう拡大され、補助金が支給されるまでの所要期間も短縮されました。

山東省では、自動車と家電の買い替え十大特別行動を全面的にスタートさせ、2025年には200回の消費促進キャンペーンを実施し、消費市場の安定した成長を促します。

河北省では、買い替え用の「ワンストップ」申請・処理プラットフォームを整え、車両の登録抹消と新しいナンバープレートの取得、古いバッテリーの回収サービス、安全指導などの業務を販売店でネットワークを通じて直接完了させることにしています。

四川省達州市では、100万台の家電に対する特別補助金キャンペーンを実施し、一連の特典が同時に実施されることで、家電消費市場の活況は衰えることがなく、家電の売上高は前年同期比で10％以上増えました。

江蘇省では、スマートフォン、タブレット端末、ワイヤレスイヤホンなどのデジタル製品に対する補助金特別キャンペーンが打ち出され、補助金の交付基準は製品の成約価格の15％となっています。

産業分野での大規模買い替えの推進もおこなわれています。遼寧省では、設備製造、グリーン・低炭素への転換などの重点分野では産業技術と専用機械設備のデジタル化、インテリジェント化の改造と更新に力を入れて推進されています。黒竜江省では、化学工業、建材、航空などの重点産業に焦点を当て、生産設備、エネルギー使用設備などの更新と改造に力を入れて推進され、建設期間中の投資助成、成果に対する報奨金などの政策が打ち出されています。

福建省厦門市では、工業分野の機械設備の更新、エネルギー使用設備の更新と改造など11の分野で「両新」政策の実施が強化され、今年第1四半期に40の設備更新プロジェクトを推進し実施する計画で、経済の質の高い発展に新たな動力を注入する予定です。（提供/CRI）