詐欺グループにだまされ監禁、中国のモデルもミャンマー国内で発見―シンガポールメディア

タイ経由で誘拐されてミャンマーに連れて行かれ、その後、保護された中国の若手俳優の王星さんに続き、中国の若手男性モデルの楊沢琪さんもミャンマー国内にいることが確認された。写真は王さん（左から2人目）。

シンガポール華字メディアの聯合早報の14日付報道によると、タイ経由で誘拐されてミャンマーに連れて行かれ、その後、保護された中国の若手俳優の王星（ワン・シン）さんに続き、中国の若手男性モデルの楊沢琪（ヤン・ザーチー）さんもミャンマー国内にいることが確認された。

楊さんはあるグループからドラマ撮影に誘われて昨年12月20日にタイに渡り、ミャンマーとの国境付近まで移動した後、家族らとの連絡が途絶えた。楊さんの父親は今年1月10日にバンコクに到着し、現地の警察に助けを求めていた。

ミャンマーのオンライン詐欺に詳しい郝振東（ハオ・ジェンドン）氏が12日、抖音（ドウイン）に投稿した動画で明らかにしたところによると、楊さんはミャンマー東部カイン州のミャワディにいることがタイ警察によって確認された。楊さんはまだ詐欺グループに監禁されているが、間もなく解放されるとみられるという。王さん救出に関与した人物も、聯合早報の取材に応じ、楊さんが間もなく救出されるだろうと語った。

ドラマ撮影に誘われてタイへ向かい、行方不明になった王さんは7日にカイン州にいることが分かりタイ側へ引き渡された後、11日未明に中国に帰国した。

2人を誘ったのは同じグループだという。（翻訳・編集/柳川）