広州から湖北省に帰省する出稼ぎ労働者専用の特別列車が運行、粤港澳大湾区で今年初―中国
Record China / 2025年1月14日 18時30分
広州から湖北省に帰省する出稼ぎ労働者専用の特別列車が運行された。
湖北省荊門市に戸籍があり、広東省で働いている出稼ぎ労働者約700人を乗せた高速列車G1136号が12日午前6時32分、広州南駅から湖北省に向かって発車した。これは荊門市人的資源・社会保障局が広州鉄路集団と連携して手配した特別列車で、春節(旧正月、今年は1月29日)に合わせて帰省する出稼ぎ労働者を対象としている。粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、マカオ両特別行政区によって構成される都市クラスター)から運行される出稼ぎ労働者のための特別列車としては、今年1本目の運行となった。中央テレビニュースが伝えた。
広州で衣類の模様や柄をデザインする仕事をしている韓旭(ハン・シュー)さんは、「以前は荊門に帰るには『緑皮車』(従来の普通列車)に乗るしかなかった。でも、今は高速列車に7時間乗れば家の近くまで行ける。『緑皮車』より9時間も速くなった。列車の車窓からは景色を眺めることもできる。湖北省の荊門市と荊州市を結ぶ『荊荊高速鉄道』が開通するまでは、『緑皮車』に16時間乗るか、武漢でバスに乗り換えるかしなければ帰省できず、長時間の移動でクタクタになっていた。でも昨年末に、荊門市に高速鉄道が開通して帰省が快適になり、とてもうれしい」と話した。
広州南駅の銭起龍(チエン・チーロン)当直駅長は、「出稼ぎ労働者のために専用の集合地点を設置しているほか、駅に入って手荷物検査を受けるための専用ゲートも設置している。また、地下鉄や公共バス、長距離バスなど交通機関の接続ポイントにボランティア12人を配置して、乗車案内や支援が必要な出稼ぎ労働者へのサポートといったサービスを提供している」と説明する。
広州鉄路集団は春節前に、貴州省畢節市や貴陽市、湖北省荊門市などへ向かう特別列車を引き続き運行して、出稼ぎ労働者が便利、円滑、快適に帰省できるようサポートする計画だ。また、春節明けには、鉄道当局が各級の地方政府や企業の出勤再開計画に合わせて、湖南省や広西チワン族自治区、貴州省などに向かうUターン特別列車を手配して、企業や出稼ぎ労働者のニーズを全力で満たすことができるようにする計画となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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