片道63時間、走行距離約4400キロ!「春運」で一番運行時間が長い列車―中国
Record China / 2025年1月17日 20時30分
「春運」で一番運行時間が長い列車が話題となっている。
「春運」(春節期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)初日となった14日、内モンゴル自治区ハイラル駅と広東省の広州白雲駅を往復する列車(K4292/K4290号)が運行を開始した。移動の所要時間は片道63時間15分で、走行距離は約4400キロ。中国で所要時間が最も長い「春運」の臨時列車で、ハイラル駅のあるフルンボイル地区から最も遠くまで到達する旅客列車でもある。
ハイラル駅から広州白雲駅に向かうK4292号の料金は412.5元(約8300円)から。14日午後4時の時点で、二等寝台と一等寝台共に完売、「キャンセル待ち」の状態となっている。一般座席と立席のチケットはまだ残っている。
同列車はハイラル駅を始発駅として、内モンゴル自治区、黒竜江省、吉林省、遼寧省、河北省、天津市、山東省、河南省、湖北省、湖南省、広東省の11省・自治区・直轄市を通過して、終点駅の広州白雲駅に到着する。途中、43駅に停車する。
同列車の途中駅の停車時間は計462分で、8時間近い。うち、最も長いのは孝感市の花園鎮駅で51分。その他、チチハル駅、瀋陽北駅、鄭州駅で約30分停車することになっている。そのため、一部のネットユーザーからは「なんで停車時間がこんなに長いの」という声が上がっている。
それについて、12306カスタマーサービスは、「春運期間中、鉄道利用者が非常に多くなるため、臨時列車を運行して、利用者を分散させている。列車がターミナル駅や大型の駅で停車する場合、駅の利用者が多いため、乗り降りできる時間を十分に確保するために、停車時間を長くしている。その他、同列車の所要時間は長く、旅客も途中で下車して休息を取る必要がある」と説明した。
報道によると、列車K4292号は昨年1月に初運行された。中国南方エリアと北方エリアの旅客の帰省や旅行といったニーズを満たすべく、中国鉄路ハルビン局集団は、春運期間中、既存のハイラルと河南省鄭州を結ぶK926号の運行距離を伸ばし、終点駅を広州白雲駅にした。この時の走行距離は4461キロで、所要時間は64時間15分。ハイラル鉄道公安支隊のメンバーが警乗する時間が最も長い列車となった。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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