中国国家宇宙実験室、今後10~15年で1000件以上の研究を実施へ
Record China / 2025年1月18日 10時0分
中国の宇宙ステーション宇宙応用システムに関する進展状況説明会が上海で開催された。資料写真。
中国の宇宙ステーション宇宙応用システムに関する進展状況説明会が上海で開催された。その中で、中国有人宇宙飛行の宇宙応用システム総合機関である中国科学院宇宙応用工学・技術センター(宇宙応用センター)が、「国家宇宙実験室としての中国の宇宙ステーションは、今後10~15年の運用期間中に1000件以上の研究を実施するとともに、科学普及と国際協力を積極的に実施する予定だ」と明らかにした。中国新聞網が伝えた。
中国の100人の院士と1000人以上の専門家が長年にわたって検討を重ねた結果、宇宙生命科学と人体研究、微小重力物理科学、宇宙天文学と地球科学、宇宙新技術と応用の四つの主要分野における32の研究テーマを含む宇宙ステーション応用研究システムが策定された。うち微小重力物理科学には、宇宙材料科学、微小重力流体と熱物理、微小重力燃焼科学、微小重力基礎物理などの研究方向が含まれる。
また、中国の宇宙ステーションは、生命生態学、生物工学、流体物理、二相流体、燃焼科学、無容器静電浮遊、高温材料、超低温原子物理、高精度時空間計測、科学グローブボックス、可変重力実験、オンライン保守・調整など、国際的に先進的な20種類以上の船内科学実験キャビネットと三つの船外暴露実験用プラットフォームを備えている。さらに、2メートル口径の宇宙望遠鏡をはじめとする国際競争力を備えた複数の研究施設の開発も進行中だ。
現在、中国の宇宙ステーションでは、180件を超える科学と応用プロジェクトが軌道上で実施されている。2トン近い実験モジュールやユニット、サンプルが軌道上に輸送され、100種類近い宇宙科学実験サンプルが地上に輸送された。中国の宇宙ステーションプロジェクト各分野の科学チームは一連の重要な進展と成果を生み出した。これまでに265TBを超える科学データを取得、計500本以上の高水準な研究論文を発表、150件を超える特許を取得している。これらの成果は、中国の宇宙科学と応用分野の急速な発展を推進している。(提供/人民網日本語版・編集/ES)
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