春節控えてヒマワリの種の注文ピーク、24時間体制で操業―中国
Record China / 2025年1月19日 13時0分
春節を控え、ヒマワリの種の注文がピークを迎えています。写真はヒマワリの種。
中国北部にある内蒙古自治区のバヤンノール市五原県は食用のヒマワリの種の生産加工が重要な地場産業で、毎年春節(旧正月、2025年は1月29日)が近づくと注文がピークを迎えます。現地では最近になり、ヒマワリの種のサプライヤーと生産加工企業が24時間体制で操業しています。
五原県のヒマワリの種の色選別工場の作業場では、機械数台が同時に稼働して、光電技術を利用して大きさと品質に基づきヒマワリの種を選別しています。ヒマワリの種は大きさによってそれぞれの通路に流れ込み、麻袋につめ込まれてからベルトコンベアを通ってトラックに送られます。同企業責任者の王明氏は、「今は1日平均で約240トンのヒマワリの種を色選別しており、ピークになれば330トンに達します。国内では主に河北省、安徽省、山東省に出荷され、国外は17から18カ国に出荷されています」と述べました。
ヒマワリの種加工を手掛ける五原県内のある企業の生産ラインは、生のヒマワリの種を選別し、洗浄、水煮、焙煎、包装などを経て、食用できる状態にしています。同社生産管理部の李瑶部長は、「今年は全体として受注量が前年同期比65%増で、1日平均の生産量は100トン前後です。操業のピークは1月20日から25日までの見込みです。現在は24時間体制で操業しています。そのようにして初めて、全国への出荷需要を満たすことができるわけです」と説明しました。この企業のヒマワリの種は河北省、新疆ウイグル自治区、浙江省、広東省などに出荷されています。
五原県のヒマワリの種の作付け面積は中国全国の10%以上を占めており、春節の準備期間中の加工企業の生産額は15億元(約320億円)に達する見込みです。
ヒマワリの種は中国の伝統的な軽食であり、秋冬シーズン、特に春節期間中の家庭や友人の集まりに欠かせない品であり、人々の交流を促進する社交的な役割があります。ヒマワリの花は形が太陽のように見えるので希望や子孫繁栄の意味があり、民間では希望や多くの子孫、さらに多くの福をもたらす縁起物の食べ物とされています。(提供/CRI)
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