1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. アジア

中国躍進の「真の秘密兵器」とは何か―香港誌編集長

Record China / 2025年1月23日 6時30分

中国の大学卒業生は毎年1000万人に達し、その半数近くが理工系であるために、世界最大の高速鉄道と高速道路システム、橋とトンネルシステムを建設という、インフラ建設での飛躍的進展を実現することができた。米国は最近になりインフラ建設で中国を追いかけると言い出したが、米国の技術者は不足しており、大学工学部の学生の多くは外国人留学生だ。そのため、インフラ建設を大規模に進めようとすれば、人材の「外国からの輸入」に頼るしかない。

中国人の学習目的は、高学歴の取得だけではない

人材に関連する「中国の秘密兵器」は、入学試験を突破して高学歴を得ようとすることだけではない。全国民に存在する「学習を生涯にわたって続けよう」とする雰囲気だ。馬雲(ジャック・マー)氏は大学受験に3度も失敗した。就職活動も失敗を繰り返した。ケンタッキー・フライドチキンに入社しようとした時には、24人が同時に受験して23人が採用された。唯一の不採用はジャック・マー氏で、「外見が宇宙人のようだ」との理由だったという。しかしマー氏は独学で英語を巧みに扱えるようになった。また、アリババを設立して大企業に育てた。

馬化騰(ポニー・マー)氏は当時、まだ有名でなかった深セン大学を卒業した。しかしその後も学習を続けることを堅持し、テンセントを設立し、ウィーチャットを立ち上げ、中国人の生活様式を変えた。

中華民族の強大な文化遺伝子である教育と学習の重視により、貧しい家からも名門大学に入学する若者が出現し、高学歴でない場合でも、時間を作り出して学習を続ける。

中国のどの都市の書店も、週末には本を読みに来る人が大勢いる。本を買う金銭の余裕がない人も、なんとか学習しようとする意欲にあふれている。

これらはいずれも、中国の革新の秘密兵器だ。知識は運命を変える。中国人がこぞって知識を得ようとする状況が、全世界の運命を変えることになる。(翻訳・編集/如月隼人)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください