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中国が開発したロボット犬の100メートル短距離走は10秒未満

Record China / 2025年1月21日 17時30分

中国が開発したロボット犬の100メートル短距離走は10秒未満

浙江大学杭州国際科学イノベーションセンター人型ロボットイノベーション研究院はこのほど、鏡識科技、凱爾達という二つの会社と共同で開発した四足ロボット「黒豹2.0」を発表しました。

中国東部浙江省杭州市にある浙江大学杭州国際科学イノベーションセンター人型ロボットイノベーション研究院はこのほど、鏡識科技、凱爾達という二つの会社と共同で開発した四足ロボット「黒豹2.0」を発表しました。

このロボットの全体重量は38キロ、立つ高さは63センチです。紹介によると、これは世界で最も速く走る「四足ロボット」(ロボット犬)で、速度は10メートル/秒に達することができます。

「黒豹2.0」がこのように速いのは、技術者が「トビネズミをまねた炭素繊維下腿」を開発し、重量が16%増加しただけでロボットの剛性が135%上昇したためです。開発チームはチーターの爪のような特殊なランニングシューズもデザインし、グリップ性能を200%向上させました。

また、研究開発の過程で、開発チームは二つの技術突破を実現しました。一つ目はロボットの設計の最適化ソフトウエアを開発したことで、ロボットの研究開発の時間とコストを節約するのに有利です。二つ目は、高出力密度の電気モーター駆動の開発に成功したことです。現在、開発チームは国際的にリードする高出力密度、高負荷能力の電気モータードライバーを設計し、次世代産業用四足ロボットの研究開発に基礎を築き上げました。

鏡識科技は2024年5月に上海市の張江に設立された、汎用性スタンド式ロボットの会社です。同社はすでに四足電気モータードライバーロボットの毎秒8メートルの高速走行を実現し、NatureMachineIntelligenceやIEEEなどの定期刊行物に関連成果を発表しました。

現在、杭州は世界的な産業用ロボットセンターになっています。浙江大学が開発した「黒豹2.0」だけでなく、世界的に有名な宇樹ロボット犬も登場しています。杭州宇樹科技有限公司は現在、世界のロボット犬の70%の市場シェアを占めているということです。宇樹科技は最近、ロボット犬の動画を更新しました。Unitree B2-Wロボット犬はトーマスフレア、側方宙返り、360度ジャンプ回転、スプリントジャンプ、パルクールなどの動作をおこなうことができます。(提供/CRI)

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