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細田守監督の傑作アニメ「時をかける少女」の核心的なメッセージ―中国メディア

Record China / 2025年1月26日 22時0分

記事は、「『時をかける少女』は、これまでも多くリメイクされたタイムトラベル作品だ。65年に小説家・筒井康隆氏が発表して以来、約60年間にわたり、9つの映像化作品が生まれている。特に有名なのは、83年の映画版、94年の内田有紀主演のテレビドラマ版、そして今回紹介する06年のアニメ映画版だろう。アニメ映画版が同シリーズの中で最も高い評価を得たのは、ストーリーに大幅な改変を加えた点にある。登場人物の性格や特徴を調整し、コメディー要素を多く取り入れることで物語の魅力を高めたのだ」と評した。

また、「物語の核心はもはや『時をかけること』ではなく、『時をかけることで変わってしまったあなたと私』である。多くのタイムトラベル作品は、過去に戻ることの肯定的な価値を強調しがちであるが、同作では時をかけることがもたらす不可逆的な影響や変化、特にその負の側面が強調されている。過去に戻り、運命を変えることは本当にすべてがうまくいく保証なのだろうか?泥沼から抜け出そうとして、さらに深い泥沼にはまる可能性はないのだろうか?」と問いかけた。

そして、「主人公の真琴は、嫌な出来事や直面したくない問題から逃げるために何度も時をかけ、他人の感情をもてあそぶような行動を取る。しかし、そのたびに現実と向き合う勇気を失い、危うく自分の本当の恋愛をも見過ごすところだった」と指摘し、「黒板に書かれた『Time waits for no one(時は待ってくれない)』こそが、同作の核心的なメッセージである。真琴にとって時をかける能力の最大の意味は『今目の前にいる人を大切にすること』、『今目の前にあることを全力でやること』を学ぶことだった。何度も『やり直し』を考えるのはやめるべきで、今この瞬間を生き、前を向き、振り返らずに進むべきなのである」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

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