中国の国家級グリーンファクトリーが6430社に

中国の国家級グリーンファクトリーが6430社に上りました。

中国工業情報化部の張雲明副部長は21日に国務院報道弁公室が開催した「中国経済の質の高い発展の成果」に関する記者会見で、2024年の生態保全分野における工業発展の成果は「4増3減（四つの増加と三つの減少）」でまとめられると説明しました。

一つ目の「増加」とは、国家級グリーンファクトリー（環境負荷を低減し、持続可能性に配慮した工場）が6430社となり、製造業全体に占める生産額の割合が約20％に達したことを指します。これらの工場は基本的に土地利用の集約化、無害な原料の使用、クリーンな生産、廃棄物のリサイクル、エネルギーの低炭素化を実現しました。二つ目の「増加」とは、2024年の大口産業固形廃棄物の総合利用率が前年比1.2ポイント増の55％を超えたことを指します。三つ目の「増加」とは、2024年に使用済み駆動バッテリーの総合利用量が前年同期比約33％増の30万トンを突破する見込みであることを指します。四つ目の「増加」とは、約3万種類の電気電子機器が目下国の汚染管理制御基準に達しており、前年同期比で約10％増えたことを指します。

一方、三つの「減少」とは、鉄鋼、セメント、ガラスなど重点業界における一定規模以上の企業（国有企業と年間売上が2000万元｛約4億3000万円｝以上の非国有企業を指す）の付加価値当たりのエネルギー消費量の持続的な減少、工業分野の主要な汚染物質排出強度の持続的な低下、1万元（1元約21円）当たりの工業付加価値の水の使用量の継続的な減少を指します。

工業情報化部は、今後は先進的なグリーン・低炭素技術や設備の普及と利用を強化し、CO2ゼロ工場とCO2ゼロ産業パークの建設を模索し、環境配慮型生産のモデル企業をさらに育成すると同時に、環境保護設備製造業の質の高い発展を促進する一連の政策措置を打ち出す予定です。冶金、石油化学工業などの重点業界に焦点を当て、クリーン・低炭素水素の応用シーンを積極的に拡大していきます。また、使用済み駆動バッテリー、使用済み太陽光発電モジュールなどの新しい固形廃棄物に焦点を当て、政策と法規の健全化を加速し、回収と総合利用のシステムを改善し、安全で効率的な循環利用を促進していくとしています。（提供/CRI）