中国の女性ドライバー、 F1アカデミー中国ステーションでデビュー

中国の女性ドライバーが F1アカデミー中国ステーションでデビューしました。

国際的なシングルシーターレースに向けた若手女性ドライバーの育成を目的とするF1アカデミーとスポーツイベント運営会社の上海久事体育競技運営管理はこのほど、中国F4フォーミュラで初めてグループチャンピオンを獲得した女性ドライバーの師煒（鉄豆）が、ワイルドカードドライバーとして2025シーズンのF1アカデミー中国ステーションに参加し、中国で初めてF1アカデミーのステージに登場するドライバーになると発表しました。

3月21～23日まで、2025 フォーミラ 1ハイネケン中国グランプリが上海国際サーキットでエンジンをとどろかせ、F1アカデミーの新シーズン開幕戦も同時に開催されます。世界トップクラスの女性レーシングイベントのカレンダーに中国ステーションが加わるのは今回が初めてで、残り6レースはジッダ、マイアミ、モントリオール、ザントフォールト、シンガポール、ラスベガスで開催されます。

F1アカデミーは2023年に設立されて以来、より多くの女性ドライバーに夢への扉を開くことに力を入れていますが、今回中国ステーションにもついに中国の女性ドライバーが現れました。レース主催者の上海久事体育競技運営管理は、師煒と正式に契約を結びました。師煒は中国初のF1アカデミーワイルドカードドライバーであり、中国の女性の力を全世界に披露することになります。

師煒は国内の有名なレースに何度も参加し、素晴らしい成績を収めており、2024年には中国F4フォーミュラグランプリ上海ステーションチャレンジカップで優勝し、チャイナ・フォーミュラ・グランプリ（CFGP）で 3位に入賞しました。師煒はモータースポーツのほか、軽飛行機の操縦、スキー、ダイビング、ロッククライミングなどのエクストリームスポーツにも挑戦しています。

師煒は、中国初のF1アカデミーワイルドカードドライバーになったことについて、「これからもトレーニングを強化していく。このレースを通じて女性レーサーの精神面を見せたい。また、より多くの人がモータースポーツに関心を持ち、自動車産業の発展に関心を持ってもらいたい」と語りました。（提供/CRI）