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次の中国指導者は上海市党委員会の陳吉寧党書記?昨年1年間に世界のVIP68人と面会

Record China / 2025年2月3日 7時0分

次の中国指導者は上海市党委員会の陳吉寧党書記?昨年1年間に世界のVIP68人と面会

中国の次の指導者として、共産党政治委員で上海市党委員会の陳吉寧党書記がクローズアップされている、と韓国紙が報じた。陳党書記は昨年1年間に世界の政財界のVIP68人と面会した。写真は陳吉寧党書記。

中国の次の指導者として、共産党政治委員で上海市党委員会の陳吉寧党書記(61)がクローズアップされている、との見方を韓国紙が示した。陳党書記は昨年1年間に世界の政財界のVIP68人と面会した、と報道。専門家は「2年後の2027年に開かれる次回党大会で予想されるリーダーシップ改編まで考慮」ともみている。

韓国・中央日報によると、陳党書記は習近平国家主席の母校である清華大学を卒業した。習主席、陳希・中央党校校長とともに清華大出身の「鉄のトライアングル」と呼ばれている。

しかも、習主席が重視している環境の専門家だ。環境工学を専攻し、清華大学総長、環境部長、北京市長を歴任。22年10月、政治局常務委員に昇格した李強首相の後任として上海の党書記に就任した。

1988年から98年までの10年間は英国ブルネル大学とインペリアルカレッジに留学。第20期政治局24人のうち、ほぼ唯一の国際的な背景まで備えた習主席の後継者として挙げられている。

さらに注目されるのは、上海党書記が持つ政治的プレミアムだ。上海書記は政治局常務委員になる足掛かりとして評価されている。

歴代の共産党総書記や首相のうち江沢民、朱鎔基、習近平、李昌各氏がいずれも上海党書記を経た。06年、当時の胡錦濤国家主席と権力闘争から押し出された陳良宇氏が唯一の例外だ。

中央日報が上海党機関紙「解放日報」の陳党書記動静記事を全数分析した結果、昨年1月2日のローレンス・サマーズ元米財務長官を皮切りに1年間にグローバル政治家22人、多国籍企業のトップ46人と会談を行った。

22人の内訳はドイツのオラフ・ショルツ首相(4月)、トニー・ブリンケン米国務長官(4月)、イタリアのジョルジャ・メローニ首相(7月)、アントニオ・グテーレス国連事務総長(9月)やスペイン、ノルウェー首相(9月)、フィンランド大統領(10月)ら。北京とは別に上海を経て陳党書記に会った。

経済界のリストにはスイスUBSのコルム・ケレハー議長,スターバックスのハワード・シュルツ創業者、サウジアラビア国富ファンド総裁兼アラムコ会長、メルセデス・ベンツCEO(最高経営責任者)、米ウォルマートCEO、独フォルクスワーゲン会長ら世界屈指の企業トップが名を連ねた。

陳党書記が接見した外賓の名簿は同じ政治局委員が治める北京、広東、重慶、天津では見られない現象だ。米国の時事評論家の鄧聿文氏は「中国政府が北京より上海にさらに重要な政治的地位を付与した可能性がある」とし、「陳氏は今後一段階上に上がる可能性が高い」と分析した。(編集/日向)

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