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世界のテレビ市場で中韓のシェア逆転、「過去の日本と同じ道を歩む懸念も」と韓国紙

Record China / 2025年2月1日 7時0分

世界のテレビ市場で中韓のシェア逆転、「過去の日本と同じ道を歩む懸念も」と韓国紙

世界のテレビ市場で中国と韓国のシェアが逆転。韓国紙は「韓国は過去の日本と同じ道を歩む懸念が出ている」と警鐘を鳴らした。写真は中国のテレビ。

韓国の家電製品は国内市場だけでなく、世界市場でも中国の攻勢に押されている、と韓国紙が伝えた。代表例がテレビだ。世界の市場で中国30%、韓国29%とシェアが逆転。「韓国は過去の日本と同じ道を歩む懸念が出ている」と警鐘を鳴らした。

朝鮮日報が紹介した英国の市場調査会社オムディアのデータによると、中国の3大テレビブランドであるTCL、海信(ハイセンス)、小米(シャオミ)の昨年1~9月のテレビ市場における合計シェア(数量ベース)は30.1%で、韓国のサムスン電子(18.1%)とLG電子(11.3%)の合計シェア(29.4%)を上回った。

中国ブランドのシェアが韓国ブランドのシェアを超えたのは今回が初めて。これまで首位を守ってきたサムスン電子は2020年のシェアが21.9%だったが、昨年は18.1%に後退するなど、シェアが低下傾向だ。LG電子は20年、世界で販売台数2位だったが、昨年は4位に後退した。

中国の大手家電メーカー、美的集団(ミデアグループ)によると、23年の同社の家庭用エアコンコンプレッサー(冷媒圧縮機)事業は世界シェア40%でトップに立った。家庭用エアコンと洗濯機モーターでもそれぞれ40%と20%のシェアを獲得し世界首位だった。同社の主要製品はエアコン、洗濯機などで、売り上げの40%以上を海外が占める。

中国メーカー各社はプレミアム市場も攻略している。TCLは世界最大の115インチテレビを発売した。大型テレビはプレミアム製品として位置付けられ、これまでは韓国メーカーが主導してきた。TCLは「コスパの良いテレビブランド」から「格安のプレミアム製品メーカー」へと転換していく計画だと説明した。

海信も1月に米ラスベガスで開かれた家電展示会「CES」で110インチテレビを発表した。LG電子の曺周完社長もベルリンで開かれた家電展示会「IFA」で「中国はもはやおとしめる対象ではなく、恐るべき対象だ」と指摘した。

家電製品は1990年代まではソニー、パナソニック、東芝などの日本企業がヒット作を連発して世界を席巻。「家電王国」と呼ばれていたが、韓国勢に追いつかれて世界市場で存在感を失った。韓国勢も中国勢の後塵(こうじん)を拝しつつあり、サムソン電子など各社は危機感を深めている。(編集/日向)

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