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春節、中台の海外旅行先の人気トップは日本、心ない訪日客の迷惑行為なども散見

Record China / 2025年2月3日 11時0分

春節、中台の海外旅行先の人気トップは日本、心ない訪日客の迷惑行為なども散見

春節を迎えた中国と台湾の海外旅行先の人気トップは日本。オーバーツーリズムのせいか、日本各地では心ない訪日客の迷惑行為なども散見される。写真は成田空港。

春節(旧正月、1月29日)を迎えた中国。春節の大型連休は前日の28日から2月4日までの8日間で、大都市から各地に向かう高速道路や鉄道、航空便は連日、大混雑している。海外旅行先の人気トップは日本。台湾も同様だが、オーバーツーリズムのせいか、日本各地では心ない訪日客の迷惑行為なども散見される。

日本政府観光局(JNTO)の 統計によると、2024年の訪日中国人旅行者は689万1200人。19年の72.8%にとどまるが、韓国の881万7800人に次いで、国・地域別で2位に浮上した。台湾人は604万4400人だ。

中国人客の増加に伴い、中国のSNS・微博(ウェイボー)で140万超のフォロワーを持つアカウントは26日、北海道小樽市を訪れる観光客による迷惑行為が日本のテレビ番組で取り上げられていると紹介した。

道路の中央に出たり、三脚を立てたりして撮影するなど危険な行為も散見されていることを指摘。民家の敷地内に侵入して写真撮影をしたりするなどの行為もあり、地元住民が「迷惑」「何回も注意したが次の新しい人がやってくるから切りがない」と憤っていることも伝えた。

現地では中国語や英語、韓国語などの注意書きを掲示。鉄道駅では警備員を増やしたり、中国語を使って注意喚起したりするなどの対策を行っているものの、迷惑行為は後を絶たないという。

中国人客との絡みでしばしば取り上げられるのは、奈良公園のシカ。微博には中国人とみられる高齢者がシカを蹴る様子がアップされ、注目を集めた。中国のネットユーザーからは「この老人、自分がシカを蹴っておいて、驚いたシカがジャンプするとビビってた」など批判の声が寄せられた。

台湾人客の特徴はリピート率の高さ。JNTOによると、24年1~3月で9.6%が初めての訪日で2回目が13.5%、3回目以上が77%となっている。90%以上がリピーターであることが分かる。

それだけ親日感情が強いことを改めて浮き彫りにしたが、台湾メディアの聯合新聞網によると、対日窓口機関、台湾日本関係協会の范振国秘書長は1月初めの記者会見で「日本旅行中の台湾人観光客がSNSなどでの『日本を旅行しながら金を稼ごう』などと書かれた募集広告に応募し、詐欺などの違法行為に加担して逮捕される事例が多発」と警告した。

范秘書長は犯罪に加担した台湾人の数について「容疑者は在外公館に通報しない傾向があり、正確な人数を把握するのが難しい」としながらも、「24年はほぼ毎月報告があり、23年と比較しても大きく増加」として、後悔先に立たずにならないよう注意を呼び掛けた。(編集/日向)

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