米国、中国に10％の追加関税を課すと発表、カナダ・メキシコにも25％の関税

トランプ米大統領は1日、カナダとメキシコからの輸入品に25％の関税、中国からの輸入品に10％の追加関税を課す大統領令に署名した。4日から実施する。写真は米ホワイトハウス。

トランプ米大統領は1日、カナダとメキシコからの輸入品に25％の関税、中国からの輸入品に10％の追加関税を課す大統領令に署名した。4日から実施する。

中国国営中央テレビ（CCTV）は、「米国によるこの最新の貿易保護措置は、国際社会と米国内の両方で広く反対されている」とした上で、中国外交部の報道官が「この問題について中国側はすでに何度も立場を表明している。貿易戦争と関税戦争に勝者はいない。中国は国益を揺るぎなく守り続けていく」とコメントしていたことや、中国商務部の報道官も「中国の関税問題についての立場は一貫している。関税措置は中米双方にとってマイナスであり、世界全体にとってもマイナスだ」とコメントしていたことを紹介した。

また、カナダのトルドー首相が先月31日、米国が実際にカナダに対する関税の発動に踏み切れば、直ちに強力に対応すると表明したこと、メキシコのシェインバウム大統領も同日、米国の決定を「冷静に」待つとした上で、米国政府の決定内容に応じたさまざまなプランがあると述べていたことも紹介した。（翻訳・編集/柳川）