中国、経済が冷え込んでいるのに映画興行収入は熱い理由ー米メディア
Record China / 2025年2月6日 5時0分
米ラジオ・フリー・アジアの中国語版サイトは2日、中国について「なぜ経済が冷え込んでいるのに映画興行収入は熱いのか」とする記事を掲載した。
米ラジオ・フリー・アジアの中国語版サイトは2日、中国について「なぜ経済が冷え込んでいるのに映画興行収入は熱いのか」とする記事を掲載した。
記事はまず、中国で1月29日の春節(旧正月)に合わせて劇場公開された映画の興行収入が2月2日午後4時11分時点で69億元(約1449億円)を突破して過去最高を更新したこと、トップ3は、2019年に空前の大ヒットを記録したアニメ作品「哪吒之魔童降世」の続編「哪吒之魔童閙海」、コメディーミステリー作品「唐人街探偵(邦題:僕はチャイナタウンの名探偵)」シリーズの第4作「唐探1900」、ファンタジー作品「封神三部曲」シリーズの第2作「封神第二部:戦火西岐」の順であることを紹介した。
記事はまた、中国の24年の映画興行収入が前年比22.6%減の425億200万元(約8925億4200万円)だったことについて、「新型コロナウイルス流行前の水準を下回っただけでなく、15年の437億7300万元も超えられなかったことは、映画業界がまだコロナの影響から完全に回復していないことを示している」と伝えた。
記事によると、ロイター通信は2日、中国の映画興行収入が今年の春節連休中に過去最高を記録したことについて、「経済刺激策の一環として政府が実施した補助金によってもたらされた」とし、「北京市、江蘇省、湖北省、広東省などの地方政府は、今後1年間の経済成長率を5%の横ばい軌道に乗せるためのキャンペーンの一環として、映画鑑賞クーポンの配布などを行った」と伝えた。
記事は「外部では、中国政府が今年の春節連休を1日延長して8日間としたことが注目された。各地方政府は補助金を通じて消費を刺激しようと努めているが、人々が春節連休中に旅行の代わりに映画館に足を運んでいることは、消費パターンの変化を浮き彫りにしている。記録的な興行収入の裏には、雇用や収入の見通しの不確実性に対する国民の不安も反映されているようだ」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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