春節旅行がトレンドに、無形文化遺産・古都・雪氷が大人気―中国

中国で春節旅行がトレンドになっている。

ショート動画共有アプリ「抖音（中国版TikTok）」の生活サービスが4日に発表した「2025年春節消費データ報告」によると、1月28日から2月3日まで、抖音プラットフォームでの飲食・旅行・レジャー団体購入の予約件数は前年同期の1．5倍に迫り、抖音の配信コンテンツ経由の団体購入の予約件数は同70％以上増となった。

今年の春節（旧正月、今年は1月29日）は「旅行で年越し」と「故郷での親族訪問」による消費と販売の両方が活発だった。無形文化遺産観光、古都観光、雪氷観光の人気が高く、複数の地域で文化観光の団体購入予約件数が倍増した。1月28日から2月3日まで、抖音経由のスキー場団体購入予約件数が前年同期比で182％増加し、観光スポットのセット券も同58％、ホテルの予約件数も同48％、それぞれ増加した。故郷での親族訪問とレジャーが活発で、商業施設ではジュエリー・アクセサリー、映画、郷土料理などの売り上げが増加し、抖音での団体購入の予約件数はそれぞれ同180％増、同71％増、同69％増となった。

2025年へび年の春節は「春節――中国人の伝統的な新年を祝う社会実践」が国連教育科学文化機関（ユネスコ）の人類無形文化遺産代表リストに登録されてから初めて迎える春節となった。

1月28日から2月3日まで、抖音生活サービスプラットフォームでは無形文化遺産関連の団体購入商品の予約件数が同139％増となり、購入したユーザーの数は前年比122％増となった。うち若者が関連商品をよく購入しており、95後（1995年から1999年生まれ）と18歳以上の00後（2000年代生まれ）の予約件数が昨年の2．6倍になった。全国の都市別消費者の購入量ベスト3には北京市、鄭州市、太原市が並んだ。（提供/人民網日本語版・編集/KS）