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「中国の天才の半分は清華大学に」、20年前からAI投資、先端ブレーン養成所

Record China / 2025年2月10日 9時0分

「中国の天才の半分は清華大学に」、20年前からAI投資、先端ブレーン養成所

中国の習近平国家主席の出身校で北京にある清華大学について、韓国紙は「中国の英才の半分は清華大学に」と報道。清華大学のAI投資は20年前に遡り、中国の先端ブレーン養成所だ。写真は清華大学。

中国の習近平国家主席の出身校で北京にある清華大学について、韓国紙は「中国の英才の半数は清華大学にいて、清華大学の英才の半数はAI(人口知能)戦士」との在校生の声を紹介した。「中国版チャットGPT」のディープシーク呼び水になった清華大学のAI投資は20年前に遡り、中国の先端ブレーン養成所だ。

韓国・中央日報のインタビューに応じた清華大学の学際情報研究院に在学中の蘇政淵氏は「姚班」に言及。「世界で最も優秀な学部生のたまり場だ」と強調した。

姚班は2004年に清華大学が迎え入れたコンピュータ工学のノーベル賞と呼ばれるチューリング賞受賞者の姚期智教授(79)の姓を取った「中国AIの聖地」だ。

蘇政淵氏は「すでにヘッドハンターが年俸100万人民元(約2141万円)を提案した」とし、巨額のスカウト提案を受けたが、進学のために断ったと明かした。

姚班合格の秘訣を尋ねると、「首席も合格を保障できない。姚班は学問的潜在力をより重視する」と説明。「高考(中国の全国統一大学入試)の成績がすべてではない」と述べた。

実際、姚班は大部分「保送」と呼ばれる特別選考で新入生を選抜する。世界数学・物理オリンピアードや中国国家級競技大会の受賞者が選抜対象だ。20年の入学生の中で46人が世界オリンピアードや省レベルの数学競技大会1位受賞者だった。

姚班は昨年、中国の大学入試に挑戦した受験生1340万人にとって「夢の学部」だ。お金と名誉が付いてくるからだ。1期卒業生(05年入学)84人のうち就業者は4人だった。いずれもディープシークを作った梁文鋒氏のようなクオンツ投資会社に入り、年俸500万人民元を受け取ったという。

残りの卒業生のうち30人は清華大学の博士課程に進学し、50人は海外留学に行った。清華大学の正門で会った小学生のワン・シャオポンくん(11)は「AIを専攻して『第二の梁文鋒』になる」と抱負を語った。「学士帽の写真を見て一生懸命勉強し、清華大学の合格証と交換する」と自信を示した。

1946年に上海で生まれて台湾に渡り、台湾大学の学部を卒業した姚教授は米ハーバード大学の物理学博士、イリノイ大学のコンピューター科学博士号をそれぞれ保有している大家だ。

中国に戻った姚教授は05年に清華大学にコンピューター科学実験班を設置し、コンピューター工学とAI人材を養成し始めた。11年には姚班を「学際情報研究院」に拡大し、最近脚光を浴びている二国間分野まで幅を広げた。

姚教授は昨年8月3日、中国共産党幹部が集まる北戴河専門家会議にも招待された。権力序列5位の蔡奇・常務委員と李幹傑・中央組織部長の間に姚教授の席を設けて優遇する様子が国営中央テレビ(CCTV)に報じられた。(編集/日向)

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