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韓国大統領室が落胆…“頼みの綱”だった日本海ガス田開発事業に「経済性なし」の判断

Record China / 2025年2月9日 20時0分

韓国大統領室が落胆…“頼みの綱”だった日本海ガス田開発事業に「経済性なし」の判断

7日、韓国メディア・アジア経済は、政府の「ガス田開発事業失敗発表」に対し「大統領室は当惑を隠せずにいる」と伝えた。

韓国南東部・浦項(ポハン)の迎日(ヨンイル)湾沖に140億バレルに達する石油とガスが埋蔵されている可能性があるとして初回の試掘が進められていたガス田開発事業について、産業通商資源部の関係者が「経済性の確保は困難」だとの結果を公表した。7日、韓国メディア・アジア経済は、政府の「失敗発表」に対し「大統領室は当惑を隠せずにいる」と伝えた。

大統領室の高官関係者は7日、「初の試掘で成功する確率はもともと高くない」としながら、「今回の結果が残念なのは事実だが、他の有望構造の探査は続けるべきだ」との考えを示した。

大統領室としては、「失敗発表」を受けて公式の見解を出しておらず、言及も最大限に自制している雰囲気だが、「内心、成功を期待し結果を指折り待っていた参謀らは無念の表情だ」と記事は伝えている。困難に直面している尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の状況を覆せる「有力なカードが1枚消えたという失望感」だという。

尹大統領は昨年6月、「発表は時期尚早」とする一部の慎重論にもかかわらず、自らガス田開発プロジェクトを発表した。失敗の確率が高い事業を大統領が会見で語るリスクを懸念する声は当時も上がっていたが、4月の総選挙での敗北以来、国政の転換と支持率アップが急務だった大統領と参謀が強行した。

ただ、与党はいまだ可能性があるとし、今後も試掘作業を実行し関連予算を確保するとの立場だという「国民の力」の権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長は「更なる試掘が必要だ」と話している。また、権性東(クォン・ソンドン)院内代表も「7つの有望構造の1つに経済性がないと結論が出たからといって失望する必要はない」「残る6つも継続して試掘すべきだというのが党と政府の公式の立場だ」と明らかにしている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「R&D予算を削って試掘の巨額をつぎ込んだ結果がこのありさま」「初めから詐欺だったんだよ…」「税金の無駄遣いをしただけ」「期待してた人がいるのか?何か一つでも成功した政策があったっけ?」「大統領の周りにはろくなのがいないんだな。専門家の言うことをちゃんと聞いていればよかったんだ」など、冷ややかな声が殺到している。

一方で、「たった1回で成功しろというのか。扇動はよくない」といった報道への批判のコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

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