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若者の間でベランダガーデニングが流行、育てやすい「年宵花」が人気―中国

Record China / 2025年2月10日 22時30分

若者の間でベランダガーデニングが流行、育てやすい「年宵花」が人気―中国

中国の若者の間でベランダガーデニングが流行している。

毎日ちょっとずつ変化があって、幸福感や達成感が目に見える形でわかる。春節(旧正月、今年は1月29日)の連休が終わり、仕事を再開した長江デルタ地域の多くの若者が、自宅のベランダでミニガーデニングを楽しんでいる。水やりは3~5日に1回でよく、こまめに世話をする必要のない、ベランダ栽培向けの「年宵花」(春節に飾る花)が人気上昇中という。この手のかからないシンプルな栽培方法が若者に好まれている。中国新聞網が伝えた。

南京市のスーパーや小売店に行くと、アマリリスや赤いネコヤナギ(紅色銀柳)、西洋牡丹、ワックスフラワーなどの美しいカラフルな花が店の正面にずらりと並んでいる。胡蝶蘭、キンカン、水仙といった伝統的な「正月の定番の花」以外に、今年はウインターベリーやヒペリカムといったおめでたい赤い色の長く楽しめる新顔の花や、異国情調あふれるユニークな品種が、「年宵花」市場で頭角を現している。

生鮮食品EC「叮咚買菜」生花部門責任者の兪水(ユー・シュイ)さんは、「ウインターベリー、サンデリアーナ、赤いネコヤナギなどが手軽に育てられる『年宵花』のニューフェースで、最近の在庫が普段の10倍以上ある。今年の元宵節(旧暦1月15日、今年は2月12日)まで、2025年の『年宵花』全体の売り上げは2000万本を超え、前年同期に比べて50%増加する見込みだ。中でも、開花期が長く、初心者でも育てやすい花やピンク、水色、薄紫、レモンイエローなどのパステルカラーの『年宵花』が若い消費者に特に人気がある」と話した。

ベランダをリニューアルして美しくデコレーションするのが、長江デルタの都市部で流行っている。上海、杭州、南京などの地域の若者が、現代風やアンティーク調、新中国スタイルなどの正月ムードあふれる自宅のベランダや癒やし空間となるミニガーデンの写真を次々にアップし、新年のベランダガーデンに関する500万件以上の話題を集めた。若者の美意識や実用的なニーズに合った小型の「年宵花」商品が、自動水やりツールやLED植物育成ライトなどの栽培を簡単にしてくれるスマート園芸ツールと組み合わさって、多様な市場を生み出している。

専門家によると、自分で育てる「年宵花」やベランダガーデニングの流行の背後には、都市化プロセスの中で若者が大自然の代わりになるものを求めていること、リズムの速い生活の中で手軽に趣味の消費を楽しみたいと考えていることがある。また、若者の祝休日が持つ情緒的な価値に対して見いだしたアイデンティティーや美しさを求め、殻を破り、新しさと変化を求めたい心の動きもあるという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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