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1002頭生息、中国初の大規模ユキヒョウ個体数調査

Record China / 2025年2月12日 7時30分

1002頭生息、中国初の大規模ユキヒョウ個体数調査

中国でユキヒョウの平均密度は100平方キロメートル当たり0.9頭となり、個体数は約1002頭に達することが分かりました。

中国西部に位置する青海省の三江源国家公園(国立自然保護区)は近年、北京大学、西安交通リバプール大学、山水自然保護センターなどと共に、三江源地域の約36万平方キロメートルの範囲で、ユキヒョウの個体群の数量について総合的な調査を実施しました。関連する研究結果は国際学術誌「生物多様性と保全(Biodiversity And Conservation)」に発表されました。これは中国で初めて大規模に実施されたユキヒョウの個体数調査であり、これまで世界で公式に発表された最大規模のユキヒョウに関する調査結果でもあります。

ユキヒョウはアジア中部の高山生態系の象徴種です。その生態は秘匿されており、活動範囲が広いため、正確な個体数の確認は極めて困難です。その個体数の統計について、学界でも長期にわたり論争がありました。今回の調査によると、36万平方キロメートルの範囲内で、11万平方キロメートル余りがユキヒョウの潜在的な生息地となっており、その生息地にいるユキヒョウの平均密度は100平方キロメートル当たり0.9頭となり、個体数は約1002頭に達することが分かりました。

中国科学院西北高原生物研究所の連新明研究員によると、ユキヒョウにある花柄模様は人間の指紋と同じように唯一性があり、その花柄は個体ごとに異なります。研究チームは、花柄模様の唯一性からユキヒョウの個体を特定し、一連のモデル推算により、最終的に中国に生息しているユキヒョウの個体数や生息密度を算出したとのことです。

中国には世界全体の6割のユキヒョウが生息しています。ユキヒョウの生息地として知られる青海省の三江源地域は中国だけでなく、全世界においてもユキヒョウの分布と生息が最も集中している地域の一つだとされています。(提供/CRI)

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