中国の2024年物流総額は7490兆円相当超え

中国の年間の社会物流総額は360兆元（約7490兆円）を超えました。

中国物流購買連合会は11日、2024年の年間物流運営データを発表しました。中国全国の年間の社会物流総額は360兆元（約7490兆円）を超え、物流市場の規模の強みがさらに顕著になり、産業チェーンとの協同システムが徐々に構築され、物流需要の規模が拡大し続けたことが明らかになりました。

2024年の中国社会物流総額、すなわち経済における物流の価値総額は、前年比5．8％増の360兆6000億元（約7500兆円）で、成長率は2023年より0．6ポイント加速し、物流の全体が安定の中で発展する態勢が続きました。

構造面では、各分野の物流総額に占める割合はほぼ安定しています。うち工業製品の物流総額は318兆元（約6600兆円）を超え、全体の88％を占めました。

中国物流情報センターの劉宇航主任は、「新たな質の生産力の分野では、スマート製造とハイテク製造の製品、光電子デバイス、スマートロボットなどの製品の生産量がいずれも2桁の成長で、工業製品物流の質の高い発展の重要なけん引力になっている」と述べた上で、「（物流の）長期的な変化では、グリーン化、デジタル化型の物流需要の発展が鮮明だ。中国で2024年に新規投入された新エネルギー物流車両は30万台を超え、新規投入の物流車両全体の40％を占めた。また、電子商取引と宅配業界における生分解性包装材料の使用率は前年を15ポイント上回る60％に達した」と説明しました。

国際循環の面で、輸入物流の推移は安定していました。2024年の年間輸入物流総額は前年比3．9％増の18兆4000億元（約383兆円）でした。（提供/CRI）