【大学受験2019】東大入試を分析…合格率が高い地区は?

リセマム / 2019年3月29日 17時15分

東大研究室の「2019東大入試状況」

 SAPIX YOZEMI GROUPのWebサイト「東大研究室」は2019年3月28日、「2019東大入試状況」を公開した。2019年度の東京大学入試を振り返り、前期日程の出願状況や合格者成績、合格者の男女別・出身地別割合、推薦入試の出願・合格状況などをまとめている。

 東京大学の2019年度前期日程の志願者数は、全6科類の合計で、2018年度より192人減の9,483人。2016年度以来3年ぶりに減少した。SAPIX YOZEMI GROUPによると、今回の減少の一番の要因は「受験生の安全志向」。旧帝大クラスでは、北海道大学・東京工業大学・名古屋大学・九州大学がほぼ横ばい、残りの大学は東京大学を含めてすべて志願者が減少した。

 大学から公表された合格者成績を2010年度からの10年間の推移でみると、2017~2019年度の3年間はすべての科類で第1段階選抜が実施され、第1段階選抜の合格最低点も上昇傾向にあるほか、2019年度はセンター試験の平均点アップの影響から点数が上昇した科類が多かった。

 センター試験と2次試験の総合点については、特筆事項として文二の合格者成績が文科の中でもっとも高かったと指摘。文一が低下、文二が上昇した要因として、1浪生を中心とした文一志望者の多くが安全志向から合格可能性の高い文二に流出したことをあげている。

 合格者に占める女子の割合は、全科類の合計で17.4%と、前年度より1.4ポイント低下した。女子の割合は、2017年度の19.8%がピークで、その後の2年間は連続して減少。大学側も女子学生向け家賃補助制度導入など、女子学生の増加を目指しているが、依然として「20%の壁」が存在しているという。

 合格者の出身地割合では、関東(1都6県)出身者の割合が59.2%。前年度より0.5ポイント減少したものの、関東だけで合格者の約6割を占める状況が続いている。地区別で合格率がもっとも高いのは近畿地区の40.2%。この3年間はいずれも40%前後と、全国平均の30%強を大きく上回っている。

 4回目の実施となった2019年度の推薦入試には、全学部・学科の合計で185人が志願。全体の志願倍率は2倍未満だったが、学部・学科によって状況が異なり、教養学部、理学部、法学部などが高い傾向にある。推薦入試に出願した高校数は、前年度より10校増の165校。推薦入試の最終合格者数は、過去最少の66人だった。

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