フィアット・アバルトで楽しむ---ナビヘッドを活かして高音質化出来るBE-FIT PLUG&PLAY1080と、トレードインスピーカーのススメ
レスポンス / 2019年8月30日 22時0分
個性的な内外装を持ちコアなファンも多いフィアット・アバルト。インテリアを変更することなく高音質なオーディオを導入するという難しいテーマをこなしたのがこのデモカーだ。DSPアンプの追加とスピーカー交換でスマートにグレードアップを果たした。
◆DSPアンプを導入することで
ナビヘッドユニットのまま高音質化が可能
フィアット・アバルト『695』のナビヘッドユニットをそのまま活かして、高音質化を果たしたデモカーを紹介しよう。BEWITH(ビーウィズ)が自社の製品を投入してセットアップしたアバルトだ。
キーポイントとなるのはBEWITHのトレードインコンセプトブランド「BE-FIT」からラインアップされているDSPアンプ「PLUG&PLAY1080」だ。
DSPアンプとはDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)とパワーアンプを1台にまとめたユニットのこと。イコライザーやタイムアライメントといった調整機能を備えるDSPを駆使することで、ナビヘッドユニットを使いつつ、高度なサウンド調整が行えるのが特長。さらに十分なパワーを持つ高音質パワーアンプを内蔵しているので、純正から大幅に音質アップが図れるのもDSPアンプの魅力だ。
設置方法はシンプル。ナビヘッドユニットのRCA出力を、DSPアンプである「PLUG&PLAY1080」に接続。そこから各スピーカーへ配線を行い、あとは本体を設置するだけ。サイズ感もコンパクトなため、設置スペースに難儀する必要もない。今回のアバルトでは助手席シート下にさり気なく設置。貴重な収納を減らすことなく、また個性的でスポーティーな内装イメージにも影響を与えず、音響環境を劇的にグレードアップできる。
◆内蔵アンプは50W×8chを装備
多彩なシステムに対応するDSPアンプ
搭載される「PLUG&PLAY1080」のスペックを簡単に紹介しておこう。入力はスピーカーレベル×8chを搭載。さらに無歪50W(4Ω)×8chの内蔵アンプを備えているので、フロント2ウェイ+リアスピーカーといったシステムはもちろん、フロント3ウェイ+サブウーファーシステムにも対応できるなど、多彩なスピーカーシステムを余裕でドライブできるのも特長。システムの発展性も十分だ。
さらにDSP機能の充実も同モデルの特長だ。全チャンネル独立の31バンドパラメトリックイコライザーを備え、細かな帯域調整も可能。またクロスオーバーやタイムアライメントといった、車内の音質調整には欠かせない機能もフルで装備。ナビヘッドユニットを交換することなく、バランスに優れたサウンドや目の前でボーカルが歌っているような確かな定位を作り出すことも、調整次第で可能なのが最大の魅力と言えるだろう。
◆スピーカーにはトレードイン可能な
「BE-FIT AM」フィアット用モデルを搭載
今回のデモカーはフロントスピーカーのグレードを上げて、さらに数クラス上の音質を得ているのもポイント。取り付けたスピーカーはBEWITHの「BE-FIT AM」(ビーフィット エーエム)フィアット用モデルだ。メルセデス用やBMW用、MINI用などのモデルをラインアップする同シリーズ。内装無加工で純正スピーカーと交換(トレードイン取り付け)可能な高音質なスピーカーとしてヒット中のシリーズだ。今回のフィアット用モデルは、スピーカー本体に加えてアルミダイキャストとMDFのハイブリッドバッフルを用意。純正スピーカーと交換取り付けするだけで高音質を得られる仕組み。なお今回は「PLUG&PLAY1080」を接続しているため使用していないが、シリーズの他モデル同様専用ネットワークも同梱されている。まずはネットワークを使用してスピーカー交換のみ行い、その後のステップアップで「PLUG&PLAY1080」を追加する方法もありだろう。
スピーカーは2.5cmトゥイーターと16.5cmのミッドバスの2ウェイ構成。各スピーカーは「PLUG&PLAY1080」を用いて個別にコントロールされ、サウンドクオリティの高さは抜群の仕上がり。DSPアンプと高音質スピーカーを組み合わせることで、音質が格段にアップすることを感じさせてくれるデモカーとなった。
アバルトの持つ内装イメージを一切崩すことなく、音質を大幅アップさせたこのデモカー。ユニットの追加もコンパクトなDSPアンプのみ。シート下などのわずかなデッドスペースに設置可能だ。愛車のイメージを崩すことなくオーディオをグレードアップしたいと思っているアバルトユーザーには絶好のシステムとなった。
●BE-FIT PLUG&PLAY
BEWITHが創設した装着・調整のしやすさや低消費電力、高い汎用性などを音の良さと妥協なく両立することを目指す新ブランド。これまでのカーオーディオ機器とは一線を画す外観デザインも特長のひとつで、日本の伝統色「錆利休」(さびりきゅう)をテーマカラーに採用。
第1期ラインアップは6ch/4ch DSPプロセシングアンプ「PLUG&PLAY 640」(今冬発売予定)、10ch/8ch DSPプロセンシングアンプ「PLUG&PLAY 1080」、8ch DSPコントローラー「PLUG&PLAY DSP」、高音質2chパワーアンプ「PLUG&PLAY POWER」、そして「PLUG&PLAY 1080」および「PLUG&PLAY DSP」の基本操作や設定呼び出しが手元で行えるリモートコントローラー「PLUG&PLAY COMMAND」の計5機種。
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