テスラの全開加速を体験! EV車両の加速力に驚く…ふれあいテスラ
レスポンス / 2022年9月26日 18時15分
テスラ『モデル3』やヒョンデの『アイオニック5』、日産『アリア』など、電気自動車(BEV)が多く世の中に登場している。BEVならではの瞬発力や高トルクを生かした走りも魅力の1つだ。そんな魅力を存分に味わうことができるイベント「第3回ふれあいテスラ」が、9月24日に岡山県の笠岡ふれあい空港にて開催された。
◆「アクセル全開!」でBEVの加速を体感
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自動車に乗っていると、「一度はアクセルを全開まで踏んでみたい」と思うユーザーも少なく無いだろう。しかし、一般公道でそのようなことはできない。スーパーカーやハイパフォーマンスカーの溢れるようなパワーやトルクも、日常ではその一部しか体感できないのだ。
BEVでは、搭載されるバッテリー容量が大きくなり出力が大きい車種もある。主に航続距離を伸ばすために大型バッテリーを搭載するが、同時に出力も大きくしないと重量物を積んだがために走行性能が落ちてしまう可能性もある。しかしながら、一部にはハイパワーなスポーツカー並の運動性能を持つBEVもある。
一般的なガソリンエンジン車は、アクセルを踏みエンジン回転数が上がらないとパワーやトルクは出しにくい。対してBEVはアクセルを踏んだ瞬間に最大出力を発生することができるため、スタート直後から最大出力で加速を行うことができる。
体がシートに押し付けられるような加速は、直線距離を思い切り走ってみると体感しやすい。そんな体験ができるのが同イベント最大の魅力だ。
◆全国から多彩なBEVが笠岡ふれあい空港に集結
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イベントの主催は、BEVの楽しさを伝えようとSNSで情報発信を行うミズシマ氏だ。ミズシマ氏は個人でテスラ『モデル3 パフォーマンス』と、ヒョンデ『アイオニック5 ラウンジ』を所有しており、試乗体験用に車両貸出も行った。
笠岡ふれあい空港は、笠岡湾干拓地に整備された農道離着陸場で滑走路は幅:25m×長さ:800mとなっている。ゆるやかな傾斜とうねりがある部分を除き、ゼロヨンならぬ0-350mの直線加速を楽しめるコースを設定した。減速路も距離を十分に取ることで、安全に走れるように配慮されている。
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岡山県でのイベントとあり中四国地域や関西圏からの参加者が多数を占めているが、関東や九州からの参加もあり総勢60台近くのBEVが集まった。参加車両ではテスラモデル3が最も多いが、テスラ『モデルS』『モデルX』のほか、最新の『モデルY』の参加もあった。「ふれあいテスラ」と言うイベント名ではあるが、他社車両でも参加可能であり、日産『アリア』や『リーフ』で参加するユーザーもみられた。
多くの参加者は、自分の車両で滑走路を走りその加速性能を楽しんでいた。試乗用にモデル3、モデルY、アイオニック5、アウディ『e-tron』が用意され、所有車との比較試乗も盛んに行われていた。
参加者は「公道においてアクセル全開で走ることはまず無いため、貴重な体験ができた」「テスラの最新モデルであるモデルYを見て乗れた。モデル3と似たモデルかと思っていたが、結構違うというのも体感できたのは良かった」と感想を話す。
◆走行会の開催には「充電インフラ」という課題が
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主催したミズシマ氏は「BEVにはガソリン車にはない楽しさがいっぱいあると思っています。その魅力を伝えるために、SNSでの発信やイベントの主催をしています。」と開催の主旨を説明する。
ところで、このような体験走行を安全に行うのであればサーキットが一般的な場所だ。しかし、ミズシマ氏は「サーキットでの走行会も行いたいのですが、一番の問題は充電インフラです。」と語る。
「サーキットに充電設備が無いのと、周辺にもありません。BEVでサーキット走行を行うと数十周で走れなくなってしまうこともあります。回生ブレーキで充電も行える場合もありますが、サーキットからの帰り道に充電施設で充電できないのは万が一を考えると難しい。笠岡ふれあい空港ですと近所に充電設備もありますし、テスラユーザーなら倉敷にスーパーチャージャーがあります。そこで充電することで安心して帰ることができます」とサーキット開催の難しさを解説してくれた。
BEVユーザーは、目的地や充電場所などを事前に確認し、計画的に行動することが多いという。「ふれあいテスラ」は今回で3回目の開催となるが、今まで充電で困ったという参加者の声は聞いていないそうだ。
「夢は充電設備を持ったサーキットを作ることです。そうすれば充電のことを心配しないで、もっと思う存分BEVを走らせることができると思っています」と、ミズシマ氏は壮大な計画を語った。
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会場にはホイールメーカーの「レイズ」、内装のカスタムを行う「T-ART」、テスラ用の車高調などの開発を手がける「トモキスペシャルパーツ」、自動車販売やカスタマイズを行う「HeartUpWorld」の出展もあり、徐々にテスラのカスタマイズも進んでいる様子が見られた。
ふれあいテスラは年1回のペースでイベントを開催していけるように、今後も活動を行っていく予定だという。
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