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カッレ・ロバンペラ、史上最年少でWRCドライバーズタイトルを獲得…22歳の誕生日の翌日に初戴冠決定

レスポンス / 2022年10月2日 20時45分

10月2日、世界ラリー選手権WRC)第11戦ニュージーランドが競技最終日を迎え、カッレ・ロバンペラのドライバーズタイトル初戴冠が決まった。ロバンペラは前日に22歳になったばかり。WRCの最年少ドライバーズタイトル獲得記録を大幅に更新した。


WRCも“ハイブリッド時代”に突入した今季2022年、「トヨタ・GRヤリス・ラリー1・ハイブリッド」を駆るカッレ・ロバンペラ(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team=TGR-WRT)は、開幕からの7戦で5勝をマークしてチャンピオンシップ独走状態を築き、王座獲得はもっと早くに決まる可能性も充分にあった。しかし、シーズン後半は意外なくらいのもたつきを見せることに。第8~10戦はヒョンデ勢が3連勝し、ロバンペラはその間、2位1回以外は目ぼしい成績をあげられず、足踏みが続いていた。


しかし今回の第11戦ニュージーランドでは4戦ぶりの今季6勝目がほぼ確実な情勢で最終日の最終スペシャルステージ(選手権ポイントのボーナスがかかる「パワーステージ」=PS)を迎え、このステージの順位次第で王座決定という状況からトップタイムを記録。ロバンペラはラリーの優勝とPS1位によるフルマークで、自身初、トヨタ勢にとって4年連続となるWRCドライバーズタイトル獲得を決めた。


フィンランド国籍のカッレ・ロバンペラは2000年10月1日生まれの22歳(父のハリ・ロバンペラもWRC優勝経験者)。従来のWRCドライバーズチャンピオン獲得最年少記録はコリン・マクレーの27歳と3カ月半ほどだったが、それを大幅に更新することとなった。


2022年WRC王者カッレ・ロバンペラのコメント


「今、大きな安堵感に浸っている。今年はとても良いシーズンを送っていたけれど、ここ何戦か困難なラリーが続き、ようやくタイトルを獲得することができた。速くて信頼性の高いクルマを作ってくれたチームのみんなに感謝している。おかげで、純粋に運転を楽しむことができているんだからね。それに彼らは、苦しい状況でもいつも僕たち(コクピットクルー)を信じて支えてくれた」


「年齢(最年少王座)のことはあまり考えていなかった。でも、このような結果を残せたのは特別なことだ。チャンピオンになることが自分にとって唯一の目標だったので、本当に嬉しい。実は、金曜日は今日(最終日の日曜)よりも少しナーバスになっていた。戦うためにはハードに攻めなくてはならなかったけど、今日は純粋に楽しんで走ることができたよ」


◆マニュファクチャラー部門タイトルもトヨタが優位


ラリー王国フィンランドのドライバーがWRCドライバーズチャンピオンになったのは2002年のマーカス・グロンホルム以来で、実に20年ぶり。なお、ロバンペラのコ・ドライバーであるヨンネ・ハルットゥネンも今季のコ・ドライバー部門タイトル獲得を決めている。マニュファクチャラー部門タイトルに関しても、2連覇を目指すトヨタ(TGR-WRT)が優位に戦いを進めている。


日本の勝田貴元(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generation)は現在ドライバーズポイントランキング5位(今回のニュージーランド戦はリタイアだった)。


今季のWRCも残り2戦、10月20~23日の第12戦スペインと11月10~13日の第13戦ジャパンを残すのみとなった。待望の復活初回開催(愛知・岐阜では初開催)となるラリージャパンには、新時代の旗手ロバンペラが王者としてやってくる。

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