マセラティ『グラントゥーリズモ』新型、スーパーカー譲りのV6ツインターボ搭載
レスポンス / 2022年10月6日 11時0分
マセラティは10月3日、2シーター2ドアクーペの新型『グラントゥーリズモ』(Maserati GranTurismo)を欧州で発表した。ブランド初のEVだけでなく、内燃エンジン搭載車も設定される。
◆1947年に登場したマセラティ初の量産車 『A6 1500』がルーツ
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新型グラントゥーリズモは、75年前の1947年に登場したマセラティ 『A6 1500』 から始まったシリーズのストーリーに、新たな章を刻むモデルだ。A6 1500はマセラティ初の量産車で、デザインはピニンファリーナが手がけた。
新型グラントゥーリズモは、パワフルな内燃エンジン搭載車とEVをラインナップする。どちらのモデルにも共通して、スポーツカー特有のパフォーマンスと、長距離走行に適した快適性を追求している。
新型グラントゥーリズモは、「The Others Just Travel(人生を彩る快適な旅)」をコンセプトに掲げる。このコンセプトを具現化し、ブランド初のEVも用意することにより、マセラティの未来への前進を象徴するモデルに位置付ける。
◆最大出力は「モデナ」が490hpで「トロフェオ」が550hp
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新型グラントゥーリズモの内燃エンジン搭載車には、新世代V6「ネットゥーノ」(Nettuno、ネプチューン)が採用された。すでにスーパーカーの『MC20』に積まれている3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンだ。新型グラントゥーリズモの内燃エンジン車には、イタリアの本拠地の名を付した「モデナ」グレードを用意する。モデナグレードは、最大出力490hpを獲得している。
高性能グレードの「トロフェオ」も設定される。すでにトロフェオは、『グレカーレ』、『ギブリ』、『レヴァンテ』、『クアトロポルテ』に用意されている。新型グラントゥーリズモにも、トロフェオがラインナップされる。
新型グラントゥーリズモのトロフェオには、新世代の3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンのネットゥーノの高出力版を搭載する。最大出力は550hpに強化されている。
◆マセラティのクラシックなプロポーションを踏襲
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新型グラントゥーリズモのデザインは、長いボンネットと4本のフェンダーが交差するボディ中央部をはじめ、マセラティの全てのモデルに共通するクラシックなプロポーションを踏襲している。ルーフラインはダイナミックに下がり、マセラティのアイコンの7トライデント(三叉槍)のロゴを配したピラーのカーブが強調されている。
マセラティ・イノベーション・ラボで開発され、トリノのミラフィオーリの製造拠点で生産されるグラントゥーリズモ新型は、100%イタリア製。マセラティの全モデルに共通するコンセプト、「イタリアン・ラグジュアリー・パフォーマンス」を象徴しているという。
インテリアには、「マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)」のマルチメディアシステム、最新のインフォテインメント、主な機能をタッチスクリーンのインターフェースに集約したコンフォート・ディスプレイ、デジタルクロック、ヘッドアップ・ディスプレイ(オプション)などを装備している。
◆75周年を記念した限定シリーズも用意
新型グラントゥーリズモには、欧州での発売と同時に、75周年を記念した限定シリーズ「PrimaSerie 75th Anniversary Launch Edition(プリマセリエ 75th アニバーサリー ローンチエディション)」が用意される予定だ。
スポーティ、ラグジュアリー、コンフォートと、開発の初期段階から顧客の要望に焦点を当てることで、新型グラントゥーリズモは、スポーツ性能と長距離走行に適した快適性の両立を、パワフルな内燃エンジン搭載車とEVの両方で実現することを可能にした、としている。
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