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フェラーリの素材でできた「レナセンス」作品にサインツJr. も感心

レスポンス / 2022年10月6日 16時55分

マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで火蓋が切られたF1第17戦シンガポールGPは、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.が2・3位に入り、フェラーリ勢が表彰台2つをつかんだ。そんな熱気も冷めやらぬうちに、サインツJr.がなんと、東京・国立競技場の夜に現れた!


ここ国立競技場で10月5日18時過ぎから始まったイベントが、レディオブック初のカンファレンスイベント「RADIOBOOK RECEPTION」。このレセプションは完全招待制で、国立競技場をまるっと貸し切り、業界関係者からレディオブックユーザー、格闘家、トップアスリート、セレブらが集まり、レディオブックの最新プロダクトやトピックスを体感した。


YUGO(板垣雄吾)CEO 率いるレディオブックといえば、Breaking Down(ブレイキングダウン)、Remake easy(リメイクイージー)をプロデュースするクリエイティブ集団で、この日は YUGO CEO をはじめ、同社デザイナー前田高志、フランス・パリ在住の同社アドバイザーひろゆき、イギリス・ロンドン在住のプロダクトデザイナー新立明夫らがかけつけた。


◆サインツJr.もその質感に「いいね」


なぜこの場に、フェラーリの赤いユニフォームをまとったサインツJr.がいるか。それは、レディオブックが手がけるアートブランド「RENASCENCE」(レナセンス)とのつながりから。RENASCENCE(レナセンス)は、「リサイクル、リユース、リペア、リスペクト、リブランディング」という理念のもと、F1チーム「スクーデリア・フェラーリ S.p.A.」が使用した素材を日本の伝統工芸を用いてアートプロダクトに蘇らせるというブランド。


そんな縁があって、フェラーリを駆るサインツJr.が、シンガポールGPを3位でフィニッシュしたあと東京へ飛び、レディオブック初のカンファレンスイベント「RADIOBOOK RECEPTION」に“降臨”したというわけだ。


会場には、RENASCENCE のプロダクトが展示され、シャンパンを片手に実機の風合いを確かめるセレブの姿も。そこへ突如、サインツJr.が現れ、付き添う新立明夫に「いいね」と伝え、RENASCENCEプロダクトのカードケースなどにささっとサイン。あっという間に彼はファンに囲まれ、いっせいにスマホがむけられた。


◆廃材が日本文化と融合し、アートプロダクトへ


サインツJr.がサインした、RENASCENCEプロダクトは、たとえば iPhoneCase_Frame が110万円、AttacheCase_Hard は770万円。「スクーデリア・フェラーリ S.p.A.から届く素材が限られてることもあり、完全受注生産で、数量限定」という。


「これらプロダクトは、『復興・復活』というキーワードを軸に、iPhoneケースやカードフォルダーなど普段使いもできる、さまざまな形のアートプロダクトをデザイン。熟練の職人がひとつひとつ手作業でていねいに漆塗を施しているため、希少性が高く、すべてが1点もの。使いこむほどに味わいが増していき、経年の変化をも楽しめる」


レディオブックは、2020年3月からスクーデリア・フェラーリとの公式パートナーシップ契約を締結。「実際にスクーデリア・フェラーリ本社へ訪れるなかで、活用先を求めている素材がたくさんあることを知り、廃材が日本文化と融合し、アートプロダクトとして蘇えることで、本来であれば廃棄されていた不用品が輝ける機会となるのではと、レディオブックからスクーデリア・フェラーリへ今回のプロジェクトを提案した」という。


「レディオブックでは、歴史や伝統を継承してきた素材を利活用した『RENASCENCE』も一流ブランドとして大きく羽ばたいてほしいと思っている」(レディオブック)


「スクーデリア・フェラーリが使用した素材の特性を引き出し、ユーザーの五感を魅了すること。これを一番に考えた」と新立明夫が語るこのRENASCENCEのプロダクトたち。今後のラインナップ展開にも注目が集まる。

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