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納車手続きもアプリで完了!? ポチって3か月、ついに初対面【テスラ モデルY 買いました】

レスポンス / 2022年10月9日 12時0分

テスラ『モデルY』が発売されたと同時にとっさにポチッてしまった一編集者である筆者。金額は619万円! テスラを買うとはどういうことか? これから始まるテスラ購入までの道のりを消費者目線でレポートする本連載。やっと実車とご対面! 納車完了だ。しかし納車までもがシンプル。なんとキーカードを渡されるだけだった…。


納車直前、2日前にメールが


いよいよ納車日が明後日という日、テスラから「令和4年度CEV補助金のご案内」というメールが届く。送信元はいつもの担当者ではなく「Tesla Motors Japan合同会社 デリバリーチーム」となっている。


いつも大変お世話になっております。
補助金申請につきまして、弊社発行の必要書類をご案内いたします。
添付ファイルをご査収の上、お手続きくださいますようお願い申し上げます。


添付されていたのは領収書とローン契約の控えだ。どちらも補助金申請に必要な書類で、メールには【必要書類】、【申請書類の提出先/送付先及びお問い合わせ先】など、補助金申請の案内がリンク先とともに書かれている。補助金申請はほかのメーカーだとディーラーの担当者がやってくれるところもあるそうだが、テスラはすべて自分でやらなければならない。


ボクはすでに補助金申請のWebページで大半の情報記入を終えていたので、送られてきた書類を送信し、無事補助金申請の完了だ。書類に不備がなければ、数か月後補助金が入金されるはず。多くの人は3~4か月かかっているようなのでゆったりと待つことにする。


同じ日、「Pre Delivery Mail」というタイトルで別のメールが届く。


いよいよ、ご納車が目前となりました。
下記ご納車に関する情報をまとめております。
ご納車前に、必ずご確認くださいませ。
1.下取り車両なしのお客様
2.下取り車両ありのお客様
2通りございますので、該当する案内をご確認ください。


下取り車両がないボクは1.を確認する。書かれている内容は、


【納車場所】
Tesla Delivery Center Ariake
有明ガーデン モール3階Teslaカウンター
(カウンターにて車両キーのお受け取り後、立体駐車場5階へ)


という情報のほかに、【1.納車当日の流れ(下取り車両なし)】として、納車時刻が近づいたらTeslaアプリを起動してログインすることなどが書かれている。気になったのは、「納車時の充電状況について」という項目。


ご納車時の充電残量は、150km前後となっております。
ご納車後、長距離走行される方は、有明ガーデンから
目的地までのTeslaスーパーチャージャーまたは充電スポットを
事前にお調べいただき、ご利用いただければ幸いです。


自宅までは30km程度なので、残量に心配はないが、スーパーチャージャーを体験しておきたい気持ちにはなっている。当日の心境にまかせることにしよう。


あっけない納車の儀式


ポチッと発注してから3か月強。当初の画面には「8月納車予定」と表示されていたが、結局9月になった。しかし他社のクルマは納車1年待ちも普通という現状では、予定の1か月遅れでも3か月は早いほうだ。とにかく実車にあいたいと9月22日当日、仕事を早めに切り上げて有明ガーデンに向かった。納車時間は17時だ。


向かう途中にスマートフォンにメールとアプリからの通知が届いた。時間は14時20分。アプリを開くと「納車への同意」というバナーが表示されていたのでクリック。アプリ上ではすでに納車が終わってしまった。


はやる気持ちを抑えつつ、有明ガーデンへは1時間以上も前に到着。早く着いちゃったなぁ、と思いながらTeslaカウンターの写真でも撮ろうと、先のメールに書かれてあったモール3階へと向かう。3階のTeslaカウンターは人盛りが…ということはなく、ポツポツと人が来て、なにか受け取ってカウンターを後にしている。人がいないタイミングで、「Y」のバルーンが揺れるカウンターを一通り撮影し、訪れる人が途切れたとき、遠巻きに見ていたボクにカウンターの人が話しかけてくれた。


「納車ですか~?」


「あ、そうなんですが、1時間も早く来てしまって…」とボク。


「大丈夫ですよ~どうぞ」と招き入れてくれたので、すごすごとカウンターへ。そこでフルネームを言うと、名簿のようなものを見ながらボクの名前を探す。


「あ、はい。アプリ入れてますか?」


すでに“納車済み”のアプリを見せると「大丈夫ですね~。ではこれがキーカードです。このまま駐車場に進んでクルマを受け取ってください。ではいってらっしゃい~」と明るく送り出された。


以上!


キーカードを受け取っただけ。担当者がクルマまで付き添うことはなく、その後、一人で駐車場へと向かう。


いざクルマとご対面


いくつものモデルYが並ぶ駐車場。自分のクルマは色とナンバーを確認して見つけるのだが、Teslaアプリには「フラッシュ」という機能がついており、アイコンをタッチすると自分のクルマのライトがフラッシュするそうだ。これをやってみたくて、あえてクルマを見つける作業は行わず、左右に居並ぶモデルYの列の端で、“フラッシュ”させてみた。


すると右側手前から4つめのクルマが“フラッシュ”。近づいて色もナンバーも自分のものであることを確認できた。ご対面である。


キーカードを運転席左のドアピラーのカメラ下に当ててドアを開けると、なかにはテスラのロゴが入った書類フォルダーが置いてあり、そこには車検証と自賠責保険、ETCの書類が入っている。モニターの下には駐車券が置かれてあった。


次にやったのは自分のスマートフォンとテスラをリンクさせることだ。これはスマートフォンのBluetoothをオンにしたままアプリを開けば、自動的に指示が表示されるので、その指示に従うだけで設定できる。設定後、キーカードを使うことはほとんどない。


と思いきや、さっそくスマートフォンを入れたまま、ドアを閉めてしまう。あれ!? 慌ててカードキーでドアを開けるのであった…。


さて、その後は納車時の確認だ。これは、SNSで拡散されていた“チェック表”を活用させていただき、ボディの傷がないか、窓の開閉ができるかどうか、など一通りを確認するために駐車場の少し広く明るい場所に移動する。そこにいたお兄さんが声を掛けてくれたので、話をするとテスラのモバイルサービスの方だった。


テスラには「モバイル“どこでもサービス”」というものがある。これは修理工場が少ないぶん、クルマの調子が悪いときなど自宅やその他の場所まで技術者が来てくれるもの。Webサイトには以下のような説明がある。


車の修理が必要な場合、場所を問わずTeslaのモバイルテクニシャンがさまざまな修理を行うことが可能です。もしその場で解決できない場合でも、事前診断で問題を特定し、お客様がTesla サービスセンターに到着した際にはすぐに修理が行えるよう対応します。


ボクが話したお兄さんこそ“モバイルテクニシャン”だったのだ。お兄さんにいろいろと聞きたいのだが、そもそもまだちゃんと乗ってないので聞くことがない…。一緒に外装を見てくれたので「コーティングをやろうと思っている」と言うと「コーティングについてはわからないんですよね~。テスラが推奨しているものでもないので、なんとも言えないんですよ。ごめんなさい」とのこと。そりゃそうだな、と、気を取り直し、各所をチェックしていたところ、突然横から「両手で閉めてくださいね~」と声を掛けられる。


フランクと呼ばれる前方のトランクを開けて確認し、閉めるところだった。


「アルミ製なので、片手で左右どちらかだけで閉めると最悪、曲がることもあるんですよ。ですから、閉めるときは両手で静かに閉めてくださいね」


そっかそっか。たしかにたしかに、と納得して両手で閉める。それを聞いていなければ、真ん中のロゴマークを避けて、左右どちらかよりで片手で閉める日常になっていたに違いない。


そこで先ほどのスマートフォンを中に入れたままドアを閉めてしまったことを言うと「キーカードとスマートフォンはいつも別々に持つようにしてくださいね。ときどきキーカードを車内に入れたままにしている人もいるのですが、それだと意味がないので、お財布などに入れるようにしたほうがいいですね」とのアドバイス。ありがたいお言葉通りにキーカードを財布にしまったボクであった。


納車後、初めてのスーパーチャージャー充電


さて、そうやって納車の儀式も終わり、お兄さんにも別れを告げて、駐車場を出ることにする。別れ際にお兄さんが「ここの駐車場を出るとき壁にクルマを擦ってしまう人もいるので慎重に出てくださいね」と優しいけれど怖いアドバイスをいただいたこともみなさんと共有しておこう。


無事駐車場を出て、目的地の東雲のサービスセンターへ向かう。ここでチャデモアダプターを購入しつつ、そのあいだに初スーパーチャージャーで充電を行う。チャデモアダプターの購入に思ったよりも時間がかかったが、これは購入者情報とアダプターの紐付けをやっているためのようだ。


初スーパーチャージャーは、まったく問題なく、充電ケーブルをテスラの充電ポートに差し込むだけですべてが終了。充電カードなどを充電器にかざすなどの手間は一切必要ない。料金もアカウントに登録されているクレジットカードに自動的に課金されるので、シンプルそのもの。無事満充電で家路へ向かった。


田代真人
福岡県出身。九州大学工学部卒業後、朝日新聞社入社。その後、学習研究社にてファッション女性誌編集者、ダイヤモンド社にて初代Webマスター、雑誌編集長、書籍編集などを経て独立。出版&電子出版、Webプロデューサー、PRコンサルタントとして活動後、現在は、駒沢女子大学教授、桜美林大学非常勤講師を務める。専門は「編集論」。

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