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【メルセデスベンツ EQE】詰め込まれた先進性、スポーティ際立つミドルセダン[詳細画像]

レスポンス / 2022年10月9日 16時0分

EQシリーズ初のミドルサイズセダン、メルセデスベンツEQE』の予約受注が始まった。EVならではの特徴が、エクステリアにもインテリアにも色濃く反映されている。今回は詳細画像と共に、その様子をお届けする。


EQEは、リア駆動の「EQE 350+」と、4WDの「メルセデスAMG EQE 53 4MATIC+」の2種類から選択可能だ。本記事では、「EQE 53 4MATIC+」をメインに紹介しよう。


◆切り詰められたフロントは、EVならではのシルエット


まず目につくのは、キャブフォワードなデザインだ。人が乗車する空間(キャビン)が車両前方に寄せることで、同時発売された『EQS』に対し、スポーティーさを強調する。エンジンやトランスミッションを縦置きする必要が無くなったことで、従来モデルよりもフロントエンドが短くなり、今までのメルセデスとはまた異なった印象を受ける。
「ワン・ボウ」シルエット、つまり「弓」を意識したデザインが、EQE独特のサイドビューを生み出している。高い位置を弓なりに走るベルトラインも特徴の1つ。サイドミラーはこのベルトライン上に配置され、航続距離の伸長にも寄与するエアロダイナミクスと低騒音を両立する。


◆センタートンネル廃し、視覚的にも電動化を訴求


EVならではのデザインは、インテリアにも見られる。それが、ダッシュボードと一体化したセンターコンソールだ。センターコンソールの下部には収納スペースが設けられており、宙に浮いたような構造になっている。これは、従来内燃機関車に必要不可欠であったセンタートンネルが、EVになったことで不要になったことを視覚的に表す。


さらに注目されるのが、「EQE 53」にオプション設定されるMBUXハイパースクリーンだ。ダッシュボードを埋め尽くさんばかりの大型スクリーンユニットは、3枚のディスプレイと1枚のカバーガラスから構成されている。走行中にさまざまなコンテンツを提供するこのスクリーンだが、高精細有機ELディスプレイの採用により、見る角度や周囲の明るさに左右されない高い視認性を実現した。


◆高い次元で両立させた運動性能と航続距離


EVとはいえ、やはり気になるのが運動性能だ。リアに電動パワートレイン(eATS)を積む「EQE 350+」が、最高出力292ps。一方、前後にeATSを搭載する4輪駆動の「EQE 53 4MATIC+」は最大で687psを発揮する。4MATIC+は毎分1万回の頻度で駆動トルクをチェックし、前後のeATSを独立に調整することで、前後の駆動力配分を最適化する。


これだけの高性能を実現しつつも、航続距離は「EQE 350+」が624km、「EQE 53 4MATIC+」が526kmを確保。自社開発の大容量リチウムイオンバッテリーや、空力的に優れたボディ形状の賜物だ。充電は6.0kWまでの交流普通充電と、150kWまでの直流急速充電に対応する。


EVの先進性をデザインに詰め込み、いよいよ国内販売が開始となるメルセデスベンツEQE。予約受注が既に開始しており、納車は11月頃を予定している。価格はリア駆動の「EQE 350+」が1248万円、4輪駆動の「EQE 53 4MATIC+」が1922万円。


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