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メルセデスベンツ Bクラス 改良新型、電動化を推進…欧州発表

レスポンス / 2022年10月12日 15時30分

メルセデスベンツは10月5日、コンパクトミニバン『Bクラス』(Mercedes-Benz B-Class)の改良新型を欧州で発表した。内外装を中心にアップデートを受けている。


◆リアウィンドウに空力性能を向上させるエアロスポイラー


フロントには、新デザインのバンパーとグリルを装備した。オプションのLEDヘッドランプも新デザインだ。リアには、新形状のLEDテールライトを装備した。リアウィンドウには、空力性能を向上させるエアロスポイラーが付く。


室内は、センターコンソールを新設計とした。ナッパレザー仕上げのステアリングホイールも新デザイン。デュアルスクリーンディスプレイは、7インチのインストルメントクラスターと10.25インチのヘッドユニットが標準。オプションで、浮いているように見える2つの10.25インチディスプレイが選択できる。


メルセデスベンツの最新モデルに共通する3つの円形タービン風のエアダクトは、航空の世界へのオマージュだ。新設計されたセンターコンソールには、ブラックのトリムパネルを装着する。ステアリングホイールは最新のデザインに変更され、ナッパレザー仕上げを標準装備した。


◆人工レザー「ARTICO」を使った新デザインのシート


室内には、立体的なエンボス加工が特徴の人工レザー「ARTICO」を使った新デザインのシートを装備した。「プログレッシブ」仕様では、ブラックのほかに、ブラック/マキアートベージュ、ブラック/セージグレーの3種類のインテリアカラーが用意されている。


シートは、センター部分に100%リサイクル素材で作られたファブリックを使用した。「ARTICO/MICROCUT」シートの場合、リサイクル素材の使用割合はシートの表面で65%、その下の素材で85%となる。


インテリアの色と素材の選択肢を増やすことにより、高度なカスタマイズを可能にした。例えば、ブラック、またはバイアブラウンのレザーシートが、オプションで選択できる。スターパターンのトリムエレメントが、新たに採用されている。


改良新型では、ベースグレードが装備を充実させた。バックカメラ、マルチメディアディスプレイ、USBパッケージ、ナッパレザーのステアリングホイールを標準装備する。プログレッシブ仕様では、LEDヘッドランプ、ランバーサポート付きシート、パーキングパッケージ、ミラーパッケージ、イージーパックテールゲートが、ベースグレードの装備に追加されている。


◆すべてのガソリンエンジンに48Vマイルドハイブリッド


改良新型では、ガソリンエンジンがすべて電動化された。マイルドハイブリッドとして、すべてのガソリンエンジンに48ボルトの電気システムが装備されており、発進時などにおよそ14hpのパワーを発揮し、エンジンをアシストする。


新しいベルト駆動式スタータージェネレーター「RSG」を装備した。始動時には、RSGは従来のスターターよりも低振動で静かな始動を可能にする。さらに、低負荷の巡航中に、内燃エンジンを停止して「セーリング」することもできる。減速中や惰性走行時には、RSG はエネルギー回生を行い、12ボルトの電装品や48ボルトのバッテリーに電力を供給する。


ここで生成されたエネルギーは、加速中にエンジンをサポートするために充当される。一部のエンジンには、「ECOスコア3.0」 を新たに導入した。ECOスコア3.0は、さまざまな運転段階の評価を通じて、ドライバーがより燃費の良い方法で走行できるように支援する。

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