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プジョー 408 新型、ファストバックボディに変身…パリモーターショー2022で発表予定

レスポンス / 2022年10月13日 7時30分

プジョーは10月11日、ファストバックボディを備えた新型『408』(Peugeot 408)を10月17日、フランスで開幕するパリモーターショー2022でワールドプレミアすると発表した。


◆SUVの特徴にダイナミックなファストバックの組み合わせ


従来型408は2世代目モデルで、2014年に発表された。主に中国市場をターゲットにしたセダンで、車台は『308』をベースにしている。3世代目となる新型408は、グローバルモデルに位置付けられる。


新型408は、従来型のセダンから、SUVの特徴にダイナミックなファストバックを組み合わせたスタイルに生まれ変わった。プジョーの新しいデザイン言語を反映させたフロントマスクには、ボディ同色グリルに新しいプジョーエンブレムが配されている。フロントの牙の形をしたライトシグネチャーは、リアの3本爪 LED ライトとともに、新型408をプジョーファミリーの一員に位置付けている。


新型408のボディサイズは、全長4690mm、ホイールベース2790mmだ。後席のレッグルームは、188mm とした。荷室容量は536リットルで、後席を倒すと1611リットルに拡大する。新型の全高は1480mmで、スリムで洗練されたシルエットという。これにより、エアロダイナミクス性能を追求している。


◆新世代の 「PEUGEOT i-Cockpit」


新型408には、新世代の 「PEUGEOT i-Cockpit」を採用した。コンパクトなステアリングホイールは、ドライビングプレジャーと俊敏なコントロール性を可能にしているという。コックピットでは、品質とコネクティビティに重点が置かれており、最新のテクノロジーが採用されている。


先進運転支援システム(ADAS)には、6台のカメラと9台のレーダーを使用している。ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロールは、前方の動物や歩行者、サイクリストの存在を警告する。


夜間は、ハイビームに切り替えることなく、ナイトビジョンによって視認性を追求する。ロングディスタンスのブラインドスポットモニタリングは、前方75mの範囲をモニター。後退時の危険を警告するリアトラフィック アラートも採用している。


◆2種類のプラグインハイブリッドを設定


欧州向けの新型408のパワートレインには、最大出力180hpと225hpの2 種類のプラグインハイブリッド(PHEV)バージョンと、最大出力130hpのガソリンバージョンが用意される。トランスミッションは8速ATの「EAT8」を組み合わせている。


プジョーブランドは電動化において、「Power of Choice」戦略を掲げている。この戦略を反映して、新型408には、2種類のPHEVをラインナップしている。2種類のPHEVモデルは、駆動方式がFFで、トランスミッションは8速ATを組み合わせる。「HYBRID 180 e」は、「PureTech」ガソリンエンジンが最大出力150hpを発生する。モーターは最大出力110hpを引き出す。PHEVシステム全体で180hpのパワーを引き出す。


「HYBRID 225 e」は、1.6リットル直列4気筒ガソリンターボPureTechエンジンが最大出力180hp、最大トルク25.5kgmを発生する。モーターは最大出力110hp、最大トルク32.6kgmを引き出す。PHEVシステム全体で225hpのパワーと36.7kgmのトルクを獲得する。


2種類のPHEVは、「ドライビングスタイルセレクター」によって、「エレクトリック」、「ハイブリッド」などのモードを切り替える。エレクトリックは、電力で走行するゼロエミッションモードだ。システムのデフォルトで、バッテリー残量がある場合は優先的にEV走行を選択する。アクセルペダルを大きく踏みこむようなシーンではエンジンも稼動する。ハイブリッドは、モーターとエンジンを総合的にコントロールする効率の良い走行モードだ。始動時はバッテリー残量がある限り、モーターで発進する、としている。

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