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【スーパー耐久 第6戦】16号車ポルシェが逆転を果たし今季初優勝、ST-Xの王座争いは僅差に

レスポンス / 2022年10月17日 15時37分

ENEOS スーパー耐久シリーズ 2022 Powered by Hankookの第6戦『スーパー耐久レース in 岡山』が10月15日・16日に岡山国際サーキットで行われ、グループ1決勝ではNo.16 ポルシェセンター岡崎911GT3Rが今季初勝利を飾った。


今回の岡山大会では全体を2つのグループに分けて、それぞれ3時間の耐久レースを実施。このうちST-X、ST-Z、ST-2とST-Qクラスの一部のマシンが参加して争われたグループ1。なかでもGT3車両で争われるST-Xクラスは、僅差の予選展開となり、Aドライバー、Bドライバーの合算タイムで、0.053秒上回った16号車のポルシェ『911GT3R』がポールポジションを獲得した。


16日の決勝レースでは、No.23 TKRI松永建設AMG GT3が1周目にトップを奪い、レースをリードするも、スタート時の2列隊列を守っていなかったとして、ドライブスルーペナルティを受けて5番手まで後退した。


それでも、スタートスティントを務めた元嶋佑弥が猛烈な挽回をみせ、26周目には3番手に浮上。その後に1回目のピットストップを行い、第2スティントを担当した中山友貴がさらにポジションを上げ、42周目にトップに立った。


23号車はそのまま着実にリードを広げていき、AドライバーのDAISUKEが最終スティントを担当。安定したあ走りでトップチェッカーを目指した。


しかし、後方から16号車のアンカーを務める上村優太が好ペースで近づき、当初は15秒以上あった差を縮めて、残り20分のところで逆転。そのまま最後まで逃げ切って、待望の今季初優勝を飾った。2位には23号車のメルセデス『AMG GT3』、3位にはNo.777 D’station Vantage GT3が入った。


なお、注目のチャンピオン争いは接戦の状態となり、今回4位となったNo.888 Grid Motorsport AMG GT3が116.5ポイントでランキング首位をキープ。5位となったNo.62 HELM MOTORSPORTS GTR GT3が114.0ポイントとなり、11月末に行われる最終戦鈴鹿で王座をかけて争うこととなる。


またST-Zクラスは、No.885 シェイドレーシング GR SUPRA GT4が今季2勝目を飾ったが、4位に入ったNo.500 5ZIGEN AMG GT4が最終戦を待たずにクラスチャンピオンを決めた。


今回はST-1クラスが“不参加クラス”となり、ST-2クラスがグループ1に編入されて予選・決勝が行われたが、こちらはNo.225 KTMS GR YARISが今季4勝目を飾った。


このグループ1で参加したST-QクラスのNo.3 ENDLESS AMG GT4は107周を走破し、総合6位でチェッカー。No.244 Nissan Z Racing Conceptは105周を走りきり、見事完走を果たした。

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