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IT見本市「CEATEC」が3年ぶりリアル開催…ソニーなど500社以上が出展[新聞ウォッチ]

レスポンス / 2022年10月18日 8時54分

きのうは世界最大級の自動車見本市「パリ国際自動車ショー」が例年になく地味に開幕したことを伝えたが、日本では先端技術を紹介する国内最大級のIT(情報技術)見本市「CEATEC(シーテック)2022」が、千葉市の幕張メッセで10月18日から21日まで一般公開される。


コロナ禍の影響で、昨年まで2年連続でオンライン開催となっていたが、今回は3年ぶりのリアルでの開催。オンラインのみの参加も含め、562の企業・団体が出展し、半数近くが初出展となるという。


きょうの各紙も「メタバース新サービス続々、ショールーム質感も表現、人材『派遣』、大手電機脱炭素に力」(朝日)や「メタバース体験目玉に、ビジネス向け実用化探る」(日経)などのタイトルで見どころを取り上げている。


それによると、今年の目玉はネット上の巨大仮想空間「メタバース」を体験できる特設ブースを設けるなど、世界的な潮流に商機を見いだそうと各社が意欲を見せているようだ。


このうち、ソニーグループはVR(仮想現実)のアプリケーション「クライメイトステーション」を出展。ヘッドセットをつけて、空間内に浮かぶパネルにコントローラーのカーソルを合わせると、会議室の場所が大都市から湖畔まで、気分に合わせて変えられるほか、資料がうつるパソコン画面をメタバース内に持ち込んで編集もできるという。


また、日立製作所は車輪に内蔵するモーター(インホイールモーター)を初めて展示。モーターを車輪に置くことで車内空間を広げる狙いがあり、移動中に車内で音楽ライブが楽しめるそうだ。


富士通は都市の交通状況を仮想空間上に再現した「デジタルツイン」を出展。監視カメラの映像などをもとに、ロンドンの街全体を再現。混雑緩和のためにガソリン車での入場が有料な区域を設けた際、二酸化炭素(CO2)排出量や移動にかかる時間がどう変化するかなど、施策実施前に仮想空間でシミュレーションできるなどと伝えている。


このほか、三菱電機は、アルコール消毒や検温をしてくれるロボットの体験コーナーや、バスでの園児の置き去りが相次いだことを受け、人が取り残されていることを警告するセンサーを搭載した試作車も展示するという。


2022年10月18日付


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