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満足度がシステムアップを加速…トヨタ ランドクルーザープラド 前編[カーオーディオ ニューカマー]

レスポンス / 2022年10月18日 11時0分

オーディオ&音楽好きの邉見さん、愛車のプラドの音をレベルアップさせたくて福井県のcustom&car Audio PARADAと出会ってショップにやって来た。そこでスピーカー交換の相談をとっかかりに、追求する音に近づけるためのシステムアップがスタートする。


◆愛車のスピーカー交換をプランして
インスタで見つけたプロショップを訪れる


オーナーの邉見さん、現在の愛車であるプラドに乗り換えてから量販店で簡単にスピーカー交換した程度で約2年間は大きなオーディオ的な変更も無く過ごしていた。


「元々オーディオは好きだったんです。自宅ではホームオーディも楽しんでいますし、レコードを集めていたりもします。しばらくはちょっとした変更程度で我慢していたんですが、あるときからクルマの中で“もっと良い音が聴けないか”と思いはじめたのがシステムアップのきっかけでした」


そこで邉見さんは真っ先にカーオーディオ専門店を見つけることにした。ある程度オーディオの知識はあったオーナーだったのもあり専門的な知識と技術を持つオーディオ専門店で高音質化の具体的な相談をしたいと思ったという。


「インスタグラムを見ていたときにカーオーディオ専門店を見つけたんです。それが今回お世話になったパラダだったんです。早速システムアップの相談に出かけることにしました」


システムアップのお目当てはスピーカー。専門店で扱っている高音質なスピーカーユニットやレベルの高い取り付けに興味があったオーナー。パラダに行くと早速スピーカー交換についての相談をスタートさせた。


「いろいろなスピーカーを試聴したり、スピーカーのブランドやおすすめのユニットなどの説明を受けました。同時にスピーカー以外のオーディオシステムのこともその時にいろいろ教えてもらったんです。DSPというユニットがあって、高音質化のために、どんな効果があるのかもその時の説明で知りました。こうして一気に最新のカーオーディオ事情を理解していったんです」


この時の経験がその後のオーナーのシステムアップをスムーズにすることになるとは、本人もまだ認識していなかったようだ。


◆スピーカー交換だけではもの足りなくなり
DSP+パワーアンプを追加できるDSPアンプを導入


「店内のでもボードで試聴を繰り返してスピーカーを決めました。手頃な2ウェイスピーカーを選んだんですが、プラドに取り付けて聴いてみるとやはり良い音でした。スピーカー交換の効果を実感しました」


しかし当初は満足感が高かったものの、しばらく聴いていると徐々にもの足りなさが出てきたという邉見さん。


「“質”の面でも“量”の面でも、もっと上のレベルの音が欲しくなってきたんです。そこで最初にショップに行ったときに教えてもらったDSPの導入を検討することにしたんです。DSPは未経験だったのでとにかく興味津々で取り入れることにしたんです」


DSPと同時に外部アンプも同時に追加できるDSPアンプがあることも知り、DSPによる調整機能のレベルアップに加えて、パワーアンプの効果も試してみたくなって導入を決定する。


「DSPアンプを取り付けて調整も完成したのでショップに行ってすぐに試聴しました。すると定位がピタリと決まっていたんです。明らかに元の音とは違っているんです。しかもサウンドもクリアさが格段にアップしていて同じスピーカーとは思えないほどでした」


DSPアンプをシステムに組み込むことで大きく音が変わることを体験したオーナー。その満足度がその後のシステムアップを加速させていくことになるのだった。


◆ショップデモカーの高音質ぶりに影響を受け
スピーカー&DSPの次なるシステムアップを実施


スピーカー+DSPアンプのシステムが完成して満足のサウンドを楽しんでいたオーナーだったが、ある日のことパラダに出かけた際にショップのデモカーを聴く機会があった。


「デモカーの音を聴いて驚きました。プラドの音とまったく違うんです。“こんなにオーディオの音って違うのか!”と感じたんです。音の違いの理由を聞いたんですがスピーカーやDSPなどのクオリティ差があって、そのひとつひとつが影響しているのだと理解しました。これがきっかけになってプラドをさらにシステムアップしたいと思ったんです」


デモカーに強い影響を受けた邉見さん。早速DSPアンプをハイグレードなモデルへと変更、さらにスピーカーをフォーカルのユートピアMへと変更するシステムアップを実施する。


「ユートピアMは最初にショップに行ったときにデモボードに入っていて聴いたんです。その時の印象がすごく良くて、実はもっとも気に入っていたスピーカーだったんです。その時からいつかはユートピアMが欲しいと思っていたんです」


同時にコントロール性を高めるために単体DSPであるヘリックスのDSPウルトラを導入、パワーアンプはモスコニのPICO4をシート下に設置するなど一気にシステムデザインを進化させる。


「システムはかなり大がかりになったんですがDSPやパワーアンプはすべてシート下に収めたかったので小型モデルにはこだわりました。完成した音は品のあるサウンドでしっとりと聴きやすい音に仕上がっていました。この音の傾向はユートピアMをデモボードで聴いたときの印象そのもので、すごく気に入りました」


求める音を愛車で実現するためステップアップを繰り返す邉見さん。いろいろなユニットやシステムの音を聴いたり知識を深めてユニットを厳選、徐々に求める音に近づいたことを実感している。次回の後編では現在のシステムへの変更とその効果について紹介していく。


土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

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