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新井大輝がラリージャパンに滑り込みでエントリー、WRCに挑戦へ

レスポンス / 2022年10月18日 17時0分

WRC(世界ラリー選手権)の最終第13戦 フォーラムエイト・ラリージャパン2022まであと僅かとなり、エントリーリストも公表された。その中に新井大輝のエントリー名があり、今シーズン全日本ラリーに出ていない新井がWRCの舞台に戦いを挑む。


2013年からラリー活動を開始した新井大輝。父は言わずと知れた、全日本ラリーやプロダクションカー世界ラリー選手権のチャンピオンも獲得している新井敏弘だ。


大輝は2014年に全日本ラリーにスポット参戦を開始。、オーストラリア選手権に出場し、2015年はトヨタが公募したTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムに選出された。ヨーロッパに派遣され、2018年までヨーロッパラリー選手権やWRCに参戦する。2019年に国内復帰して、全日本ラリーに参戦しながらヨーロッパ選手権にもスポット参戦している。2019年11月に、WRC日本戦2020年開催に向けてプレイベントとして行われたセントラルラリーには、シトロエン「C3 R5」で参戦している。


2020年はコロナの影響で全日本ラリーの開催も数多くがキャンセルされたが、開催されたラリーで好成績を残しついに年間王者に輝いた。2021年は4月にWRCにスポット参戦したが、クラッシュにより脊髄を損傷、一時は自立歩行も困難だったが回復し、7月にはヨーロッパ選手権に出走している。2022年は北中米ラリー選手権の一部であるメキシコのラリーに参戦、日本国内では地方選にこそスポット参戦をしているが、全日本ラリーには参戦していない。


そんな新井大輝選手はこの1年間、WRCラリージャパンに参戦するための資金集めやスポンサー探し、車両の手配などに奔走して、ついにエントリーまで辿り着いた。


「土屋圭市監修 ザ峠~DRIFT KING 1980~」というゲームや、「テリー土屋のくるまの話」、「遊戯配信~e-strangers」といった映像配信を行うDKアソシエイションのもと、Ahead Japan Racing Teamとして、『プジョー208 Rally2』を使用してWRC第13戦ラリージャパン RC4クラスに参戦する。コ・ドライバーには今までヨーロッパで共に戦ってきた、オーストラリア人女性のイルカ・ミノアとなる。


現在車両は日本に向かって輸送中でラリージャパン直前に到着予定。ほぼぶっつけ本番でラリージャパンに挑む格好となるが、新井大輝は「この日のために1年頑張ってきました。何がなんでも出場するし勝ちを狙いに行く」とコメントする。


WRC第13戦 フォーラムエイト・ラリージャパン2022は11月10~13日に愛知・岐阜で開催される。

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