内燃機関最後のVW『パサート』はセダンなし!? 流麗ボディのPHEVを激写
レスポンス / 2022年10月19日 8時0分
フォルクスワーゲンが、現在開発を進める主力モデル『パサート』次期型。ステーションワゴンモデル「ヴァリアント」の最新プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。現行型パサート(B8型)は2015年にデビュー。これが8年振りフルモデルチェンジとなり、7代目へと世代交代する。
ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、リアウィンドウ上部に電動化モデルを示すイエローステッカーが貼られており、ドライバー席側のフロントフェンダーに充電ポートを配置。これがプラグインハイブリッド(PHEV)モデルであることがわかる。
プロトタイプは、フロントグリル、ヘッドライト、テールライトを巧妙に隠すなど、VW定番のカモフラージュが見られる。よく見ると、よりシャープで細長いヘッドライト、スリムになるグリル、スポーティなバンパーやインテーク、ボンネットのダイナミックなラインなど、新世代のデザインが明らかになりつつある。
社内コード「B9」と呼ばれる次期型は、「MQB」プラットフォームの進化バージョンを採用。ホイールベースを延長し、ボディが拡大される。
側面では、VWブランドのワゴン伝統ともいえる直線的なウィンドウライン、シンプルなキャラクターラインが確認できる。しかし全体のシルエットはシューティングブレークと呼べるような長くシャープなスタイリングとなっており、これまでのパサートヴァリアントとはかなり異なるキャラクターとなりそうだ。
リアエンドには、水平に取り付けられた幅広のテールライトが隠されている。また寝かされたリアウィンドウの側面には空力性能を補うためのスポイラーも見られる。
インテリアでは、ダッシュボードにインフォテインメント用の大型の自立型タッチスクリーンを装備。デジタルインストルメントクラスター、およびステアリングホイールのタッチセンシティブコントロールが組み合わされる。
パワートレインは、ユーロ7に準拠したガソリン、およびディーゼルのパワートレインと、マイルドハイブリッド、そしてフラッグシップとしてハイパワーなプラグインハイブリッドがラインアップ。内燃機関を搭載した最後のパサートとなるだろう。
パサート次期型では、セダンは廃止され、ワゴンのヴァリアントのみとなることが噂されている。ワールドプレミアは2023年後半、または2024年初頭と予想される。
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