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マセラティ、世界初の女性F1ドライバーに敬意…『ギブリ』と『レヴァンテ』に特別モデル

レスポンス / 2022年10月19日 17時0分

マセラティ(Macerati)は10月13日、ミドルセダン『ギブリ』とSUV『レヴァンテ』に、「Fトリブート・スペシャル・エディション」を設定すると発表した。


◆女性として世界で初めてF1に参戦したマリア・テレーザ・デ・フィリッピス


Fトリブート・スペシャル・エディションは、女性として世界で初めてF1に参戦したマリア・テレーザ・デ・フィリッピスと、彼女の勇猛果敢なストーリーを称えるモデルだ。マリア・テレーザは、マセラティ『250F』のステアリングホイールを握って、レースに挑んだ。


1955年10月、マリア・テレーザ・デ・フィリッピスは、マセラティ『A6GCS』のドライバーとして、第39回タルガ・フローリオに出場した。総合9位(2リットルクラスでは4位)の成績を達成したこのレースは、彼女のレース人生のターニングポイントになった。その後、次々とレース挑戦を重ね、様々な慣例を打ち壊していったマリア・テレーザ・デ・フィリッピスは、1958年に再びマセラティに乗って、女性として初めてF1に参戦した。


それから67年後の2022年10月、マセラティに受け継がれるレーシングスピリットと、サーキットでの勝利を称えるため、Fトリブート・スペシャル・エディションが登場している。


◆オレンジとグレーの2種類の特別なボディカラー


Fトリブート・スペシャル・エディションは、マリア・テレーザ・デ・フィリッピスの強靭な精神と、トライデントブランドとレーシングワールドとの時代を超えたつながりに着想を得て誕生した。ギブリとレヴァンテをベースにした限定モデルとなる。ボディカラーには、「アランチョ・デビル」と「グリージョ・ラミエーラ」の2つの特別色が用意されている。


Fトリブート・スペシャル・エディションは、スポーツ性を新たな次元に押し上げたモデル、と自負する。ボディカラーのアランチョ・デビルは、マリア・テレーザのニックネーム「the she-devil (ザ・シー・デビル)」を想起させる力強いエネルギーと大胆さを併せ持つ特別なオレンジ色になるという。一方で、グリージョ・ラミエーラのグレーはサーキットから着想を得たカラーになるという。


アランチョ・デビルのエクステリアに合わせて、新カラーの「グリージョ・オパコ」のホイールが用意された。レヴァンテには21インチの「アンテオ」ホイールを、ギブリには、21インチの「ティターノ」ホイールを装着する。ホイールリムのディテールにコバルトブルーが使用されているほか、フェンダーには特別なエンブレムが、Cピラーにはトライデントロゴが配されている。


◆インテリアも特別仕立て


グリージョ・ラミエーラのボディカラーの場合、ホイールはグロスブラックで仕上げられる。これとコントラストをなすように、特別なエンブレムやトライデントロゴといったディテールには、オレンジ色が使用されている。


インテリアには、ブラック、またはオレンジとナチュラルな「ピエーノ・フィオーレ(PienoFiore)」のフルグレインレザーシートを装備した。このシートには、コバルトブルーとオレンジのステッチが施されている。


優美さ、卓越したパフォーマンス、スポーツ性を体現したFトリブート・スペシャル・エディションを通して、マセラティとマリア・テレーザ・デ・フィリッピスはその絆を強めたという。この絆は不屈の精神と勇気を伝えるストーリーであり、常に旺盛なチャレンジ精神を持って、競い勝利する力を象徴するもの、としている。

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