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「エブリデイスポーツ」ホンダ フィットRS が復活、ノーマルとの違いは

レスポンス / 2022年10月22日 12時0分

ホンダ『フィット』が10月6日にマイナーチェンジ。エクステリアの意匠変更やパワートレインのアップデートが中心だが、ホンダファンにとっての注目はやはり「RS」の復活だろう。撮り下ろしの写真とともに、標準車との違いを紹介する。


レース技術をフィードバックした“Everyday Sports”


先行してEnjoy耐久に参戦したフィットRS

「RS」は、初代『シビック』から受け継がれるホンダの伝統で、スポーティなグレードの名前として認識されている。「レーシング」や「スポーツ」という言葉を連想する人もいるかもしれないが、実はその意味は「ROAD SALING」。「道路を帆走するように、ゆったりと遠くへ」走るモデルということになる。


フィットでは2007年に初めて設定され、以来ラインアップを飾ってきたが、現行モデルには設定されていなかった。先代モデルの登場から約5年ぶりの復活となった。今回のフィットRSは、「日常を犠牲にせず操る喜びを体現できる“Everyday Sports”を追い求めて開発」されたという。


開発手法としては、『シビックタイプR』と同じようにレースで培った技術やノウハウを量産車にフィードバックするという形がとられている点もホンダファン心をくすぐるポイントかもしれない。先行して投入したEnjoy耐久レースでの経験が開発に活かされているという。


内外装の違い


エクステリアは「美しく機能ある“Aggressive Sport”デザイン」がコンセプト。専用のフロントグリル、フロントバンパー、サイドシルガーニッシュ、リアバンパー、リアスポイラー、アルミホイールはそれぞれ、走行性能、空力、そしてデザインを含めミリ単位で最適化をおこなったとホンダは説明する。


見た目の変化で最も大きいのがフロントマスクだ。バンパーはより低くワイドさを強調する形状となった。グリルではなくバンパーに取り付けられた「RS」のバッジは、「ロー&ワイドを強調するため」あえてこの位置に取り付けられたものだという。


インテリアの差別化は比較的おとなしめ。タイプRのような“いかにも”なスタイルではなく、グレーを基調にイエローのステッチなどのアクセントをあしらい、「スポーティでクール」な仕立てとしている。


「SPORT」モード追加、RS専用サスで爽快な乗り味


パワートレインについては標準モデルと全く同じ。ハイブリッドの「e:HEV」は今回の改良でモーター出力を14psアップとなる123psへ向上。ガソリンも1.3リットルエンジンから1.5リットルエンジンに置き換えられ、パフォーマンスが向上している。


一方でRSならではの追加要素が「SPORT」モードだ。加速レスポンスの向上と素早い減速コントロールで軽快な走りを実現する。加速の立ち上がりを早め、さらにエンジン回転数の上昇と変速にメリハリをつけた。またパドルシフトを減速セレクターとし、走行シーンに応じた素早い減速コントロールを可能とすることで操る愉しさを表現しているという。


サスペンションはRS専用のものを採用。ばね上挙動を抑えることでスムーズさを、ばね下挙動を抑えることで走りのシャープさを磨いた。荒れた路面で車体の上下の揺れを抑え、ドライバーの操作とクルマの挙動がさまざまなシーンで気持ちよくつながる楽しさと、質感の高い爽快な乗り味の両立を目指した。ここに「スポーツ」ではなく「RS」であることの意味がある。


フィットRSは現在、先行してe:HEVが販売されている。FF(前輪駆動)のみで価格は234万6300円。ガソリンエンジン車は11月10日に発表予定で、価格は未発表となっている。

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