再生可能エネルギーによるEV用超急速充電ネットワーク…2030年までに7000か所

パワーエックスが電気自動車（EV）向け国内最速級の超急速充電ネットワーク事業「パワーXチャージステーション」を展開する（10月27日発表）。

パワーXチャージステーションは、同社独自開発の蓄電池搭載型超急速EV充電器「ハイパーチャージ」を活用した再生可能エネルギーによるEV充電サービス。2023年夏から東京都内を中心にチャージステーションを10か所開設し、2030年までに全国7000か所展開する計画。

パワーXチャージステーションには、自社開発・国内生産する320kWhの大型蓄電池を搭載する超急速EV充電器を設置する。充電出力は最大240kWの高出力で、EVをフル充電する時間を大幅に短縮する。商業施設などの短時間滞在を見込む場所での充電ニーズに対応する。

また、蓄電池を内蔵しており、太陽光などの再生可能エネルギーによる電力を蓄電池に蓄え、EVを再エネで充電する。一般商用の200Vコンセントに挿すだけで設置可能で、大掛かりな工事が不要。設置場所の拡大、導入コスト低減、スピード導入できるとしている。

さらにEV充電器の蓄電池ユニットは、災害時や系統電源が停電した際には非常用電源として活用できる。

2023年夏に成田国際空港のほか、丸の内トラストシティ、東京ミッドタウンなどの都内の複合施設へ導入を検討する。