【F1 メキシコGP】フェルスタッペンが前人未到の年間14勝目を記録
レスポンス / 2022年10月31日 10時15分
メキシコシティのアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスで現地時間の30日、F1第20戦メキシコGPの決勝レースが行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がF1新記録となる年間14勝目を挙げた。
前日に行われた予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトンのメルセデス勢が2番手、3番手となった。地元優勝の期待がかかるセルジオ・ペレス(レッドブル)が4番手となり、フェラーリ勢はカルロス・サインツが5番手、シャルル・ルクレールが7番手と低迷した。
決勝レースは71周。フェルスタッペンはスタートを決めてトップをキープしたが、後方では3番グリッドスタートのハミルトンが2位に浮上。ペレスが3位になり、ラッセルは4位まで転落した。序盤はこの順位が変わることなくレースが進んだ。
レースが動いたのは23周目。3位を走行していたペレスがピットに飛び込んだ。ソフトタイヤスタートを選んでいたため、ここでミディアムタイヤに変更。6位でコースに復帰した。フェルスタッペンもソフトタイヤでスタートしていたため、25周目にピットイン。同じくミディアムタイヤに履き替え、3位でコースに復帰した。
メルセデスのハミルトンとラッセルはともにミディアムタイヤでスタートしていたため、タイヤ交換を引き伸ばし、ハミルトンは29周目にハードタイヤに交換。ラッセルは34周目にハードタイヤに交換した。
◆ハミルトンが1ストップ作戦で快走
これで序盤と同じく、フェルスタッペン、ハミルトン、ペレス、ラッセルの順に戻ったが、メルセデスの2人は1ストップ、レッドブルの2人は2ストップ作戦と思われるため、フェルスタッペンはハミルトンを引き離し、ペレスはハミルトンを抜いてさらに差を広げないと元の位置には戻れない計算になる。しかしレッドブルの2人にはそこまでのペースがなかった。
このままだと1ストップ作戦のハミルトンが今季初優勝を飾るかと思われたが、フェルスタッペンはレース終盤になってもタイヤ交換を行わずそのまま走行。結局フェルスタッペンもペレスも2度目のタイヤ交換を行わずに71周のレースを走りきった。
その結果、フェルスタッペンがミハエル・シューマッハとセバスチャン・ベッテルが持つ年間13勝の記録を抜く年間14勝の記録を樹立。ハミルトンは今回も今季初優勝叶わず2位。そしてペレスが地元GPで3位表彰台を獲得した。
角田裕毅(アルファタウリ)は13番グリッドスタートから一気に11位にジャンプアップ。タイヤ交換で一時16位に落ちるも、47周目には11位まで順位を挽回していた。しかし51周目、後方からソフトタイヤで迫ってきていたダニエル・リカルド(マクラーレン)と接触しコースアウト。なんとかピットまで戻ったもののリタイヤとなった。
次戦、F1第21戦サンパウロGP(ブラジル)は11月11日から13日(現地時間)の日程で開催される。
■メキシコGP 決勝レース結果
1. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
3. セルジオ・ペレス(レッドブル)
4. ジョージ・ラッセル(メルセデス)
5. カルロス・サインツ(フェラーリ)
6. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
7. ダニエル・リカルド(マクラーレン)
8. エステバン・オコン(アルピーヌ)
9. ランド・ノリス(マクラーレン)
10. バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
11. ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
12. アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
13. 周冠宇(アルファロメオ)
14. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)
15. ランス・ストロール(アストンマーチン)
16. ミック・シューマッハ(ハース)
17. ケビン・マグヌッセン(ハース)
18. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
19. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
以上完走
--. 角田裕毅(アルファタウリ)
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